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女の子のリコーダーを舐めたい69歳男性、小学校に忍び込み大量盗難。犯行に駆り立てた淡い記憶【阿曽山大噴火のクレージー裁判傍聴】

1/21(火) 20:01配信

FINDERS

サイパン在住男性、リコーダー13本、29本盗む

2020年になってから初めての傍聴記ではありますが、特別なあいさつもなく早速本題へ。

罪名 建造物侵入、窃盗
G被告人 無職の男性(69)

起訴されたのは、去年9月19日に東京と北区の小学校に侵入してリコーダー13本(1万2500円相当)を盗んだという内容。小学生の頃に好きな女の子のリコーダーをこっそり舐めて……とか、そんな設定のコントとかはあるけど、69歳の男が小学校に忍び込んでリコーダー泥棒ですよ。しかも13本。

検察官の冒頭陳述によると、G被告人は東京都内の高校を卒業すると、精肉店など職を転々としていたという。犯行当時は日本国内ではなくサイパンで暮らしていたらしい。G被告人は犯行2日前の9月17日にサイパンから日本に入国。東京・上野にあるホテルに宿泊したという。

そして、犯行当日。G被告人は門から小学校敷地内に入り、さらに教室の中へ入ってリコーダー13本を、持っていったバッグにしまったと。学校を出ようとしたところ、教師に声を掛けられ、警察に通報されたというのが事件の流れです。

取り調べでG被告人は「口をつけたいと思い、笛を盗んだ」と供述しているらしい。非常に珍しい変わった事件。一体、どんな動機なのやら……と思ったら、追起訴があるということで初公判は数分で閉廷でした。

そして、21日後の12月23日に第2回公判が行われました。追起訴の内容は、去年9月18日午後6時9分~午後6時50分の間に、東京都世田谷区の小学校に侵入して、リコーダー29本(2万9000円相当)を盗んだというもの。余罪もリコーダー泥棒。しかも、29本! 

初公判の情報と重ね合わせると、9月17日にサイパンからやってきて、9月18日に世田谷区内でリコーダー29本盗んで、9月19日に北区でリコーダー13本盗んで逮捕ってことになります。もはや、リコーダーを盗むための入国ですよ。

サイパンの小学校でリコーダー泥棒出来ない理由

果たして、どんな動機や理由があったのか。本人の口から語られました。

弁護人「40歳までは父の事業所で働いてて、40歳までは日本にいたと。その後は?」

G被告人「ずっとサイパンです」

現在69歳なので、30年くらいサイパン島で暮らしているということになります。

弁護人「国籍と仕事は?」

G被告人「国籍は日本で、62歳の定年まで病院設備の仕事をしていたので、国家公務員」

弁護人「奥さん、子供も向こうにいると?」

G被告人「長男と次男。2人います」

弁護人「で、次男というのが……」

G被告人「妻が浮気して作った子供です」

いろいろとあった夫婦のようですね。それがきっかけかは定かじゃないけど、現在は別居中だと。

弁護人「何故、日本に来たんですか?」

G被告人「おばの墓参りです。毎年この時期に」

リコーダーを盗むためじゃなく、お墓参りという目的があっての入国だったんですね。

弁護人「なんでリコーダー盗んだの?」

G被告人「サイパンでのストレス解消です」

弁護人「笛を盗ると、解消されるの?」

G被告人「盗んだ笛を舐めたらですね」

弁護人「なんでですかね?」

G被告人「きっかけは小学6年生の時です。ハッキリ覚えてますね……」

と、50年以上も前のエピソードを語りだす被告人。

G被告人「転校生の可愛い女の子がいまして、席替えで隣の席になりました。で、音楽の授業の時に縦笛がこっちに転がってきて、落ちないようにつかんだんです。好きな子の笛を掴んだ時の気持ちは強烈に今も覚えていますねぇ……」

弁護人「あなたはリコーダー持ってた?」

G被告人「いや、貧しくて買えませんでした」

リコーダーをつかんだ時に、感謝の言葉でも言われて舞い上がってたのかもしれませんね。しかも、被告人にとっては金持ちの象徴だったのではないかなと。いろんな想いがつまってるのが被告人にとってのリコーダー。いまだに憶えているってことは相当なものなのでしょう。ただ、舐める件が出てこないのが気になったけど。

弁護人「サイパンで盗んだことは?」

G被告人「ありません」

弁護人「4年前は栃木県でも盗んだ前科がありますよね。なんで、日本だとやるの?」

G被告人「女房と別居して一人暮らしになると、草刈り……100坪もあって、他にやることがいっぱいあって、そんなこと考えもしないんです。日本に来るとやることも、ストレスもなくなって……」

弁護人「今後はサイパンに戻る?」

G被告人「はい。もう2度と日本には来ません。国籍も捨てるつもりです」

弁護人「そうですか。サイパンでもやらない?」

G被告人「絶対にやりません!」

弁護人「絶対なんて言いきれます?」

G被告人「はい。サイパンの小学校はリコーダー使ってませんので」

それなら絶対ですよね。「やりません」というより、「やれません」の方が正しい気もするけど。いずれにせよ、もうやらないってことでしょう。

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最終更新:1/22(水) 16:32
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