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ロンドンタクシーがEVになって日本上陸を開始、東京都で緑ナンバー登録なら補助金も潤沢

1/21(火) 20:01配信

Webモーターマガジン

レンジエクステンダーEVとなったロンドンタクシー

LEVC(ロンドン EV カンパニー)の日本法人であるLEVCジャパンは、LEVC製の新型タクシー「TX」の予約注文の受付を2020年2月1日より開始する。ユーザーへのデリバリーは2020年6月ごろを予定している。

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ロンドンタクシーとは、ロンドンをはじめイギリスの多くの街で走っている、ちょっと背の高い独特のスタイルのタクシーだ。いまや東京のタクシーの大多数を占めるようになったトヨタのJPNタクシーは、このロンドンタクシーをインスパイアして誕生している。

ロンドンタクシーは、かつてはBMC社が製造していたが、1982年からはカーボディーズ社に委託され、同社は紆余曲折の末LTI(ロンドン タクシー インターナショナル)社となる。2013年2月よりジーリーホールディンググループの傘下に入り、2017年に社名をLEVC(ロンドン EV カンパニー)社に変更した。英国 コヴェントリー近郊のアンスティに本社を構え、2019年の年間生産台数は約3500台。

ロンドンタクシーの歴史は2019年で70年目を迎えたが、その新しい会社名が示すように、新世代のロンドンタクシーは初めて電動化モデルとなった。ドライブトレーンは「e-city」と呼ばれる新しいレンジエクステンダー システムを採用している。3気筒の1500ccガソリンエンジンを発電用としてフロントに搭載し、駆動はリアに搭載されたモーターが100%行う。バッテリーは耐久性に優れた水冷式の32kWリチウムイオン電池で、外部からの急速充電(CHAdeMO)にも対応している。バッテリーのみの走行可能距離は約120km、レンジエクステンダーでの走行可能距離は約600kmとされている。

レンジエクステンダーのシステムにより、滑らかな加速性能と高い静粛性を実現し、主要なサービスのインターバルは1万5000マイル(2万4000km)毎で済むため、メンテナンスコストを抑えることができる。また、レンジエクステンダー化による車重の増加を抑えるために、ボディの基本骨格(フレーム)はアルミニウム製。しかも溶接をいっさい行わない独自の接着焼付け工法で製造され、スチール製より30%軽い。ボディの外板は特殊繊維素材で成形され、高い耐久性と耐候性を実現し、車重増加の低減にも効果が高い。

新型ロンドンタクシー「TX」は、車両床面に設置されるスライド式スロープにより、車いすの乗客の乗降性を高めている。スロープは最大で250kgまでの重量に耐えうる。ドアは観音開きを採用して、室内幅の最大化と乗降時の乗客への身体的負荷を低減し、また介助時のドライバーへの負担低減も重視した設計となっている。回転式リアシートや格納式ステップも設定し、利便性に優れた乗降性能を実現している。

気になる車両価格(税込)は、1120万円。だが、東京都において緑ナンバー(営業用車両)として登録した場合、補助金適用後の価格(税込)は、756万円となる。東京都内のタクシーは約5万台。そのうち、プレミアムセグメントは約5000台あり、LEVCジャパンではその20%にあたる約1000台をターゲットとしているそうだ。

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最終更新:1/21(火) 20:01
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