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超・過密列車の「京王線」…沿線で住むならどこにする?

1/21(火) 9:00配信

幻冬舎ゴールドオンライン

どこの街に住むかの選択は、仕事やプライベートに大きな影響を与える。さらに家賃が家計支出の大きなウェイトを占めることを考えると、居住地は資産形成までも左右するといえるだろう。総合的に考えて住みやすい街はどこなのだろうか? 今回は取り上げるのは、京王線。20~30代会社員が住みやすい街は?

超過密ダイヤで、ピーク時の運転は団子状態の京王線

「新宿」と八王子市の「京王八王子」を結ぶ京王線。「笹塚」では「新線新宿」から都営地下鉄新宿線に乗り入れる京王新線、「調布」では相模原線、「北野」では高尾線が分岐しているほか、競馬場線や動物園線を抱える。

新宿勤務であったり、新宿を乗換駅として利用したりする会社員であれば、居住地を選択する際に有力な候補になるだろう。そこで、京王線の各駅の平均家賃から、沿線の「住みやすい街」を考えてみよう。

まず交通の利便性から、各駅を見ていく。平日の通勤時間帯の「新宿」までの所要時間はどうだろうか。京王線は平日の通勤時間帯でも急行などの速達列車が運行されている。各駅停車駅でも急行停車で乗り換えれば、「新宿」に早く着くことができる。各駅を8時に出発した場合、所要時間10分以内とすると「明大前」、20分以内とすると「八幡山」、30分以内とすると「調布」あたりがボーダーとなる。

京王線の混雑率は166%(「下高井戸」~「明大前」)。首都圏の鉄道のなかでは低いほうだが、電車の種別によってかなりばらつきがあり、混雑がひどい電車であれば、スマホを見るのも難しいほど。また京王線名物なのが、過密ダイヤによって生じる“団子運転”。「新宿」~「京王八王子」間は、非ラッシュ時であれば40分を切るほどだが、ラッシュ時には平均1時間ほどかかる。居住地を選択する際は、目安の所要時間以上のタイムロスが日常茶飯事であることも、織り込んでおきたい。

各駅の平均家賃(駅から徒歩10分圏内/1K~1DK)を見ていこう(図表1)。「新宿」9.88万円から始まり、「初台」では8.18万円、「幡ヶ谷」では7.54万円となる。「代田橋」以西の駅は7万円台を切り、さらに都区を抜けると5万円台となる。

厚生労働省が発表している「賃金構造基本統計調査」によると、都内勤務の男性会社員の平均給与/月は、20~24歳で23.01万円、25~29歳で26.01万円、30~34歳で29.34万円、35~39歳で32.22万円となっている。企業規模によって平均給与は異なるが、そこから住民税や所得税などを差し引いた手取り額は、20代であれば18~20万円、30代で22~24万円程度と考えられる。また、手取り月収の1/3以内を適正家賃と考えると、20代会社員の適正家賃は6万~6.7万円、30代会社員の適正家賃は7.4万~8.1万円となる。

これをもとに各駅の平均家賃を見ていくと、20代会社員であれば「千歳烏山」以西が居住地選びのスターとなるが、30代会社員であればほとんどの駅が適正家賃内。あとは交通や生活の利便性など、個々の優先順位で居住地を探す駅(街)を決めていくことができる。

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最終更新:1/21(火) 9:00
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