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リーダーシップの盲点、感情をコントロールするには 【原文】Master Your Demons: Uncovering Leadership Blind Spots

1/22(水) 11:01配信

コーチ・エィ

リーダーを相手にしたアドバイスやコーチングを行う過程では、時にイライラしたり、とても腹立たしく、ストレスの多い状況を乗り越えなければならない。その状況は、きわめてコミットメント高く、熱意をもって仕事を進めるエグゼクティブをも混乱させ、彼らが情熱を傾ける仕事においてさえ、自身のエネルギーと集中力を維持しにくくさせる。たとえば、日々の業務に忙殺されていたり、ビジョンについていけないチームと対立していたり、より大きな舞台に進むことを恐れていたりするなど、彼らはさまざまな状況に直面している。このような感情的になりやすい状況は、リーダーの指揮能力を低下させるおそれがある。

ジェリー・コロンナ(Jerry Colonna)氏が最近上梓した『Reboot: Leadership and the Art of Growing Up(リブート:リーダーシップと成長の技術)』という本に触発されて、私はクライアントに同氏の代名詞的な質問の一つを尋ね始めた。それは、「あなたは、どのようにこの状況を作りだしているのですか」という質問である。この質問をすると、クライアントは必ず一呼吸おく。おそらく「私が作りだしているだって?」と考えているのだろう。しかし、優れたリーダーは、自分がその苛立たしい状況を助長してしまっていないかどうかを、自ら深く掘り下げて考えることができる。

ブラインドスポット(盲点)

多くの人がそうであるように、リーダーは困難な状況に直面するとさまざまな感情的反応を示す。たとえば、失敗への恐れ、完璧主義の態度、羞恥心、対立回避、他人を喜ばせたいという願望などである。こうした反応は、多くの場合、子ども時代から未解決のままそのまま持ち越されたものであることが多い。

たとえば、クライアントに「いつ頃から対立を回避するようになったのですか」という質問をすることで、クライアントは、このような感情が、自分の役に立たないにもかかわらず、今でも自分の行動に影響を及ぼしていることを認識できる。コロンナ氏の理論では、子ども時代からのネガティブで認識されていない感情が、時に、最も悪影響を及ぼす形で、リーダーシップに現れるという。

私たちの研究でも、リーダーが建設的な対立の機会を作り出せないと、チームの革新力が制限されるということがわかっている。また、完璧主義者でマイクロマネジメントをやめられないリーダーは、組織の成長をリードするために必要な信頼を築くことはできないのである。

さらに、このような感情は多くの場合リーダーの影響力を低下させる。たとえば、対立を回避しようとするリーダーは、自分が方向性を完全に把握していない経営会議では発言を控えてしまいがちである。そのため、会議の場に真の価値をもたらすことができず、これまでの実践知を発揮することもできないのである。

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最終更新:1/22(水) 11:01
コーチ・エィ

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