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神聖かまってちゃん現体制ラストライブ「思い出ってのはいつもキレイでずりぃな」

1/22(水) 13:50配信

Rolling Stone Japan

2020年1月13日、東京・Zepp DiverCityにて、神聖かまってちゃんの「メランコリー×メランコリー」ツアーを開催した。本公演を以て、ベーシストのちばぎんがバンドを脱退することが発表されており、ファンにとってもメンバーにとっても思い入れの深いライブとなった。

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「いつか必ず終わりはやってくる」「だからこそ衝動を爆発させろ」。この日、ライブ冒頭から終演に至るまで、の子(Vo,G)はこうした話をフロアに向けて何度も何度も繰り返し語った。そして、ファンたちは溢れんばかりの熱量でそれに応える。

神聖かまってちゃんが、「メランコリー × メランコリー」ツアー最終公演を1月13日Zepp DiverCityで開催した。この日は、バンドが1つの“終わり”を迎える1日。今回のライブをもって、ベーシストのちばぎんがバンドを脱退するのだ。ツアー開始前から発表されていた通り、彼は2児の父親となったことで、バンドマンとしての生活に区切りをつけることに。ファンたちは並々ならぬ思いで当日を迎えたに違いない。現体制ラストとなる神聖かまってちゃんのパフォーマンスを見届けるべく、会場には多くの観客が詰めかけた。

終わりの終わりまで、叫べ、動け! 衝動をくれよ

ライブは、の子によるMCからスタート。「いつだって終わりはくる。人生でもなんでも。今日は神聖かまってちゃんとして1つの終わりが来る。だからお前ら、その終わりの終わりまで、叫べ、動け! 衝動をくれよ、俺に。別に歌わなくたっていい。垂直立ちでも、体育座りでもなんでもいい。その衝動をくれ! 全部感じ取ってやるから」

ただでさえ特別なライブである。ライブ開始直後からこんな言葉を受けて、フロアが熱を帯びないわけがない。オーディエンスが大きな歓声で応えると、そのまま1曲目として、バンド初期の楽曲「怒鳴るゆめ」の演奏が始まった。ライブ終盤のMCによれば、この日のセットリストは全てちばぎんが考え抜いてセレクトしたもの。当初メンバーに提案していた案では、「怒鳴るゆめ」をラストに据えていたらしく、彼にとってかなり重要な曲であることが伺える。そのことについての子から質問を受けると、ちばぎんは「monoくんから『幼稚園で一緒だった大島ってやつと今度バンド組むことになったんだ。そいつが作った音源なんだよ』と話があって、初めて聴かされた曲が『怒鳴るゆめ』だった」というバンド加入前のエピソードを明かしていた。

2曲目に演奏されたのは、1月8日にリリースされたばかりの新アルバム『児童カルテ』収録曲「るるちゃんの自殺配信」。サビでややテンポを上げるダイナミックなバンドサウンドに合わせて、観客は大きく手を上げて盛り上げる。そのあとは、「ゆーれいみマン」「日々カルチャア」とアップテンポなナンバーを披露。オレンジ色のライトでステージが照らされた「夕暮れの鳥」では、観客たちがメロディアスな楽曲にゆったりと耳を傾けていたが、バンドは「夕暮れメモライザ」「毎日がニュース」「肉魔法」といった楽曲を立て続けてアグレッシブにパフォーマンス。長年活動してきたメンバーが脱退する、そんな感傷に浸らせる気は一切ないようだ。

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最終更新:1/22(水) 13:50
Rolling Stone Japan

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