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冬だけじゃない。季節性うつの原因・症状・対処法

1/23(木) 12:01配信

ライフハッカー[日本版]

筆者はポートランド南東部のオフィスで働いています。窓の外を見ると、レンガ造りのビルと緑豊かな森、その上には灰色の空が広がっています。

そう、米国西海岸北部は、11月ごろから4月ごろの約半年は雨季なのです。幸い私は、カンフーとヨガさえできれば雨も寒さも好きなので、この季節が嫌いではありません。ストライプのセーターを着て、サイダーを飲むのが大好きです。

世の多くの人は、太陽が降り注ぐ春を待ちわびています。でも、その季節が来ると私の気分は急降下。

まぶしさに目がくらみ、人混みに圧倒され、気がつくと意味もなく泣いていることがあるほどです。寝つきも悪くなり、基本的な生活すら危うくなります。ファーマーズマーケットとか、屋外で映画とか、本当に勘弁。ひたすら地下室にこもって、お気に入りのドラマを見てやり過ごすしかありません。

特定の季節に気持ちが落ち込むのはなぜ?

私の心に、いったい何が起きているのでしょう? この悲しみや落ち込みが冬に訪れるなら、SAD(季節性情動障害)と自己診断もできるでしょう。

精神科医で、Mindful Medicineの創業者でもあるMichael Barness医学博士はこう言います。

一部の人は、特定の季節に悲しみを繰り返すような大うつ病性障害を示すことがわかっています。

興味深いことに、アラスカに住む人の9から10%がSADの影響を受けるのに対し、赤道が近づくとその割合は1%ほどに下がります。

精神科医のバイブルとされるDSM(精神疾患の分類と診断の手引き)の最新版では、SADが大うつ病性障害の1つに分類されています。

うつに苦しむ人の中には、毎年決まった季節に悲しみが増す傾向がある人がいるということです。

SAD(冬の悲しみ・うつ)の症状

冒頭に記したポートランドの空の描写を読んで疲労や不安を感じた人は、昔ながらのSADの可能性があります。コロンビア大学で教鞭をとる神経心理学者のSanam Hafeez博士はこう言います。

冬のSADを持つ人は、冬の間中よく眠りよく食べる傾向があります。彼らは事実上、「冬眠」していると言えるでしょう。

その他の症状としては、常に悲しい・集中できない・体重が増える・疲労が抜けない・意欲がわかないなどがあります。

この種の気分障害はメディアで大きく取り上げられており、Barness医師は、対症療法のほかにトークセラピーや薬物療法を併用して治療に当たっているといいます。

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最終更新:1/23(木) 12:01
ライフハッカー[日本版]

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