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日米台3者関係強化の好機、中国への対抗、日本は具体策急げ

1/23(木) 12:35配信

Wedge

 台湾の蔡英文総統の再選を祝福した日米英各国に中国がかみついた。“一つの中国”の原則に反するのだという。しかし、台湾は中国の一部という主張に従えば、台湾総統は“中国の地方当局者”であり、祝意を表して何が悪いーということになろう。これに対して、中国は何と答えるか。

  “中台統一”の目論見が当面潰えたことによる中国の動揺の表れとみることもできようが、バカげた抗議はともかく、圧倒的勝利で蔡政権の基盤が強化された今回の選挙は、中国に対抗するための「日米台」結束強化への絶好のタイミングだ。日本政府は具体策検討を急ぐべきだろう。

「台湾の指導者」は「中国の指導者」!?

 選挙結果が判明した今月11日夜、茂木敏充外相は、蔡氏の当選を祝福し、「台湾はわが国にとって基本的な価値観を共有し、緊密な経済関係と人的往来を有する重要なパートナーであり、大切な友人」と関係の重要性を強調する談話を発表した。そのうえで、「台湾をめぐる問題については当事者間の対話により平和的に解決されることを期待する」と、“武力統一”も辞さない中国をけん制した。 

 米国のポンぺオ国務長官も「(中国からの)容赦のない圧力にさらされながら、中台関係の安定維持に取り組んできた」と蔡総統を称賛、中国に皮肉をあびせた。
 
 中国外務省の耿爽副報道局長は選挙翌日、外務省のウェブサイトで「台湾の選挙は中国の一地方の問題だ。関係国は『一つの原則』に違反しており、“強烈な不満”と断固反対を表明する」と述べ、奇妙な響きの常套句を用いて非難した。

 「一地方の問題」というなら、台湾総統は、一地域の長になるのだろう。その当選を祝うことは、中国の“地方の指導者”を祝福することにほかならず、北京がねじ込んでくる理由はない。
 中国は“へ理屈”といって怒るだろうが、不当な批判はまともに取り合うべきでない。

蔡総統も日台関係強化に意欲

 蔡総統は当選を決めた翌日の1月12日、日米の代表と相次いで会談した。

 安倍首相の実弟、自民党の岸信夫衆院議員との会談では、中国との対話に前向きな姿勢を示し、「地域の平和と安定を守る」ことに意欲を表明。一方で、台湾に対する日本の窓口機関「日本台湾交流協会」の大橋光夫会長に対しては、「日台関係は“段階をあげることができる”」と連携強化に意欲を示した。

 米国の対台湾窓口機関「米国台湾協会」(AIT)のクリステンセン台北事務所長(大使に相当)に、昨年に続くあらたな武器売却、軍事技術供与を求めた。

 安倍首相は1月16日から訪台した日華議員懇談会のメンバーに、蔡総統宛ての親書を託したと報じられており(16日付産経新聞)、自身も関係強化に積極的であることをうかがわせた。

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最終更新:1/23(木) 12:35
Wedge

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