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「“反権力”は正義か」 ニッポン放送飯田浩司アナウンサーはなぜ独自のスタンスを貫いているのか

1/23(木) 6:00配信

デイリー新潮

 テレビのニュース番組の「キャスター」やそれに類する立場の人は、基本的にあまり自身のスタンスを明確にはしない。局アナがキャスターを務めるNHKでは特にその傾向が強い。また、「偏向」といった批判をよく浴びる「報道ステーション」のような番組であっても、キャスター自身はあまり主張を強く打ち出さず、隣にいるコメンテーターに番組側の望むコメントを出してもらう、というのがよくあるパターン。

 多くの場合、意見が対立している問題については「関係者が納得する結論が待たれます」「難しい問題ですが、解決が望まれますね」。

 政権の関連した疑惑では「襟を正す必要があります」「より丁寧に説明してほしいものです」

 こんな感じのあたりさわりのないコメントを口にして、「それではスポーツです!」と次の話題にいくというのが定番と化している。

 その点、ニッポン放送アナウンサーの飯田浩司氏の「伝え方」は、ラジオの強みを活かし、かなり独自の路線を走っていると言えるだろう。

 パーソナリティを務める「飯田浩司のOK! Cozy up!」(ニッポン放送 月~金:朝6時~8時)で、飯田氏は時に「これがアナウンサー?」と思える熱量で、コメンテーターと共に政治や経済の問題を語る。最近で言えば、消費増税について、増税前はもちろんのこと、増税後でも「本当にこのままでいいのか!?」と熱く疑問を呈し続けている。一方で、安保法制の議論が活発な時期には、大新聞の「反対」一辺倒の姿勢に疑問を投げかけていたこともある。

 早朝の番組ながら、安全保障や外交、経済のテーマを多く取り上げ、専門家に話を聞いているのも異色だと言えるだろう。こうしたスタイルには賛否両論あるのだろうが、熱烈に支持するリスナーも多く、同番組のポッドキャストは常に上位にランクインしている。また、番組コメンテーターと共に行うトークイベントは有料にもかかわらず、ホールクラスの会場が満員になることも。

 独特のスタンスはどこから生まれているのか。初の著書となる『「反権力」は正義ですか ラジオニュースの現場から』を刊行したばかりの飯田氏に聞いてみた。

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最終更新:1/23(木) 6:00
デイリー新潮

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