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「現実的ではない」シニア女性に聞いた免許返納に対する温度感

1/24(金) 19:13配信

ハルメクWEB

地元静岡が大好きな8名が語った今年のザワザワ

シニア女性誌「ハルメク」のシンクタンク「生きかた上手研究所」所長・梅津順江が、すてきな女性にお話を伺うなかで出合った、驚きや気づき、学びからシニア世代のトレンドや日常の工夫をお伝えします。今回は、静岡県で読者座談会を行ったときのことをお話しします。

静岡在住読者8名との茶話会を行いました

2019年の12月13日に、静岡県在住の「ハルメク」読者と「静岡カフェ」と名付けた茶話会を開きました。参加してくださったのは、58歳1名、59歳2名、62歳1名、66歳1名、69歳1名、72歳1名、76歳1名の計8名の女性。「2019年の振り返り」や「来年以降の抱負」について、ワイワイ語り合いました。

最初に盛り上がったのは地元自慢。「都心にも近いから便利」「病院やボランティアも充実しているので住みやすい」「水も魚もおいしいので、これからも静岡からは出ない」など、静岡への愛が強い方ばかりでした。「田丸屋のへそ山葵」「駿河湾の桜えび」など、名産品でひと盛り上がりした後、「免許返納」の話題が挙がりました。

「免許返納」が自分事にならない

2019年は、東京で実施した座談会でも「池袋の後期高齢者暴走事故」をきっかけに、「いつ免許返納すべきか?」を当事者意識で話す場面によく出合いました。

静岡にも「当該事故後、東京都内では高齢者を中心に運転免許証を自主返納する人が増えた」というニュースは届いており、返納についての話題になったのです。しかしながら、都心とは異なる反応でした。

8名中7名は「今すぐの免許返納は現実的ではない」という意見でした。

静岡では、住まいを「街寄り」「山の方」「海や川沿い」「伊豆半島」の4つに分けて考えており、免許返納に関しては、「街寄りはいいけれど、山の方は無理」という文脈で語られました。

・「街寄りに住んでいる方は問題ないけど、私の場合あと5年は運転する」と藤枝市在住(川沿い)の69歳が口火を切りました。「75歳で認知症の検査をクリアしたら大丈夫と思う」と、今後の自分の運転にも楽観的な態度でした。

・清水区(海沿い)の66歳は「足腰が弱ってくると、かえって車の方がラクなのよ。慢心もあるけど住んでいる所による。山の方は車がないと無理。85歳過ぎても山の方は車で買い物や病院に行く」と返納する様子は見られません。

・葵区(街寄り)の59歳のみ、「年とった人の運転は怖い。返納していかないと事故は減らない」と言いました。しかし彼女も現役の正社員で、自分自身は車通勤をしています。「東京は便が良いし、名古屋、横浜はバスが乗り放題。返納しても不便がない場所はいいけど、こっちの方はタクシーになる。静岡の人はタクシー代を払うことがもったいないという意識がある」と、自分が免許返納をするイメージはできないようでした。

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最終更新:1/24(金) 19:13
ハルメクWEB

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