ここから本文です

IMF、世界経済の予想を下方修正も…極端な悲観論は控えよ

1/24(金) 18:00配信

幻冬舎ゴールドオンライン

国際通貨基金(IMF)は、1月20日に最新の世界経済見通し(WEO)を公表した。これによると、今年の世界経済の成長率は3.3%と、前回昨年10月のWEOでの見通しから0.1%下方修正された。また、2019年の成長率は2.9%で着地したとの見通しを示し、前回10月時点での実績予測3.0%を0.1%下回った。2021年の予想は3.4%成長と、0.2%ポイント引き下げた。Nippon Wealth Limited, a Restricted Licence Bankの長谷川建一CIOが解説する。

米国、ユーロ圏は下方修正 英国は安定成長を見込む

米中通商交渉が第1段階の合意に達し、1月15日に署名されたことは、底入れする兆しが出始めている貿易や企業活動を支え、世界経済への不透明感を改善する可能性が高まると指摘した。ただ、景気が改善への転換点を越えてきたことを示すデータはまだほとんどない状態であるとして、慎重な見方も示した。

地域別に見ると、米国経済については、2017年に実施された税制改正によるプラスの効果が薄れている一方で、連邦準備理事会(FRB)が金融緩和姿勢を維持することを織り込んで、2020年の成長率を2.0%と予想した。これは、前回見通しで示された予想からは0.1%下方修正されたことになる。2021年も1.7%成長と、厳しめの予想である。

ユーロ圏経済は2020年は1.3%成長の予想で、こちらも前回見通しから0.1%の下方修正となった。ドイツ製造業の停滞が継続することや、スペインなど主要国での内需が低迷する見込みがユーロ圏経済に重しとなる見通し。 2021年は、1.4%成長見込みと控えめに留まった。

英国については欧州連合(EU)からの離脱で、ハードブレクジットになることが避けられる見通しが強まったとの見方から、2020年は1.4%、2021年は1.5%と前回まで懸念を示していた見通しを改め、比較的安定した成長を見込めるとした。

1/2ページ

最終更新:1/24(金) 18:00
幻冬舎ゴールドオンライン

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事

Yahoo! JAPAN 特設ページ