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医者に「正しく」かかってない人の問題行動

1/24(金) 5:55配信

東洋経済オンライン

 誰もが利用する可能性のある、病院の診察室。一見何気ない診察風景の中にも、医療者の視点から見ると「ちょっと待った」と思う患者さんの行動があります。今回はそんな行動の一部をご紹介したいと思います。

■「おくすり手帳」はなぜ必要? 

 医療機関を受診するとき、おくすり手帳をいつも持参しているでしょうか? 

 薬の名前や種類は複雑で、すべてを正確に把握しておくのは医療者でも難しいことです。とくに高血圧や糖尿病といった生活習慣病の薬は、毎日多くの種類を飲むためサプリのような感覚になってしまい、申告漏れや申告間違いが起こりがちです。「高血圧の薬だけ飲んでいます」と言っていた患者さんが実は糖尿病の薬も飲んでいた、なんてことは珍しくありません。

 また「血圧の薬と、心臓の薬です」とざっくばらんに伝える方もいらっしゃいますが、ひとくちに心臓の薬と言ってもその種類は大変多いのです。飲み合わせによっては、重篤な副作用が表れるために処方を変える必要があります。おくすり手帳で薬の情報を把握することは、ご自身の健康を守るために大変重要です。

 女性の場合は避妊薬や、月経不順をコントロールする薬を「病気ではないから」と申告しないケースもあります。どんな理由であれ内服しているものは医師に正確に伝えるようにしましょう。そのほか、湿布などの貼り薬や塗り薬、点眼薬なども同様です。

 これらの情報を正確に医師に伝えるため、おくすり手帳は普段使うカバンに入れておくなどして、必ず持参するようにしましょう。つねに携帯しておくことは、診察時だけでなく万が一救急搬送された場合にも役立ちます。問診などしなくても一目で内服の状況がわかるため投薬や治療の助けとなり、ご自身の命を守ることにもつながるのです。

 過去に受けた手術を、軽い手術だったから大したことがない、もしくは忘れてしまったなどの理由で申告しない方がいらっしゃいます。局所麻酔で行ったもの、開腹手術ではなく内視鏡で行ったもの、ご年配の方が子どもの頃に受けた手術がその代表です。

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最終更新:1/24(金) 5:55
東洋経済オンライン

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