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福田正博は惨敗したU-23日本代表に「もう一度見たい選手」が2人いる

1/24(金) 6:19配信

webスポルティーバ

福田正博 フットボール原論

■U-23アジア選手権グループリーグで敗退して東京五輪に向けて不安材料が残ったU-23日本代表。惨敗したチームではあるが、そのなかでアピールできた選手はいたのか? 元日本代表の福田正博氏が大会を振り返った。

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 U-23日本代表は、U-23アジア選手権で初戦のサウジアラビア戦を1-2で落とし、続くシリア戦も試合終盤のカウンターからの失点で1-2とされて2連敗。グループリーグ敗退が決まったなかで臨んだカタール戦は1-1の引き分けに終わった。

 判定に泣かされた面はあったものの、こうした結果を招いた要因は、日本とほかの出場国との「目的の差」が大きかったように感じた。

 この大会には上位3カ国に東京五輪への出場権が与えられる。そのため、ほとんどの国が昨年12月初旬頃からキャンプを張るなどして、今大会に照準を合わせていた。それに対して、すでに開催国枠での出場が決まっている日本は、東京五輪に向けたチームづくりの一環として選手を見きわめる場でもあった。この意識の違いが、今回の残念な結果につながった要因のひとつと考えている。

 また今大会は、グループリーグ初戦を最低でも引き分けないと勝ち上がれないことをあらためて思い知らされた。初戦で勝ち点を手にできなかったことで、2戦目は勝ち点3が必要になり、その結果戦い方が前がかりになったところを相手にカウンターを決められた。ここで「初戦の重要性」を再認識できたことは、五輪に向けて数少ない収穫だったと言える。

 今回のフラストレーションの溜まる結果に、森保一監督への批判が溢れた。批判は当然のことだとも思う。ただ、結果にとらわれてダメ出しをするだけではなく、五輪本大会でメダルを獲得するために何が必要なのかを建設的に分析していきたい。

五輪まであと半年。五輪代表世代に海外組が増えたことで、今回もチームの軸になる選手を招集できていないのが実情だ。さらに、どの選手を東京五輪に招集できるのか、直前までわからない部分もある。

 W杯予選と異なり、五輪は選手を招集できる拘束力がない。実際、リオデジャネイロ五輪では久保裕也(当時スイスのヤングボーイズ所属)がメンバーに入っていたものの、直前になってクラブから招集を拒否された。

 こうしたケースは東京五輪でも十分起こりうる。東京五輪世代は攻守両面で主軸となる選手のほとんどが欧州クラブの所属だ。また、東京五輪の主力に考えていた国内組の選手たちが昨夏に次々と海外移籍したことも、森保監督の仕事を難しいものにしている。海外組を招集できないなど、さまざまなことを想定してチームづくりを進めなければいけない。

 いずれにしても、今回の大会が国内組の選手にとって東京五輪代表18人のメンバーに入るための大きなチャンスだったのは間違いない。しかし、その好機をモノにしようという「がむしゃらさ」がプレーから伝わってくる選手は、残念ながらあまりいなかった。

 そうしたなかで、橋岡大樹にはポジティブな印象を受けた。サイドバック、センターバック、ウイングと複数ポジションを担えるユーティリティーさを示し、3試合にフル出場。攻撃面に課題は残すものの、高さと強さという持ち味を発揮したことは評価できる。

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最終更新:1/24(金) 6:19
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