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賀来賢人「コメディーもシリアスもバランス良くやれたらいい」

1/25(土) 7:30配信

ザテレビジョン

大沢たかお主演の映画「AI崩壊」が1月31日(金)に公開される。本作に、有能なAI管理者として出演する賀来賢人にインタビュー。撮影現場の舞台裏のほか、ドラマ「今日から俺は!!」(2018年、日本テレビ系)で躍進したその後について尋ねた。

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同作は、10年後の日本に巻き起こった未曾有の事件を描くサスペンス超大作。国民の個人情報や健康を管理し、人々の生活に欠かせないライフラインとなっていたAI<のぞみ>が暴走。年齢、年収、家族構成、病歴、犯罪歴などから人間の価値を選別し、殺戮(さつりく)を始める。そのAIを暴走させたテロリストとして警察に追われるのは、開発した天才科学者・桐生浩介(大沢)。桐生は警察の最新AI監視システムの目をかいくぐりながら逃亡を図り、AIの暴走の謎を追う――というストーリーだ。監督、脚本を務めるのは、映画「22年目の告白-私が殺人犯です-」(2017年)などを手掛けた入江悠監督。

賀来が演じるのは、桐生の義理の弟で、桐生が開発したAIを管理する会社の代表取締役・西村悟。桐生とは信頼関係が強く、ストーリーの鍵を握る役どころだ。

■ みんなで意見を出し合って作った映画

――まずは、ストーリーについてどう思われましたか?

すごくスケールの大きな作品で、10年後の話ということですごくリアリティーがあるストーリーだと思いました。実際に10年後、医療もAIに頼っている部分もあるでしょうし、自分だったらどうしようと考えさせられました。

――西村という男について、演じた感想は?

最初はりりしい姿で出てくるんですが、自分が作った会社のAIが暴走してしまって全てが狂い、徐々に焦りや自分への怒り、もどかしさなど、いろんな感情が入り混じってくる役です。映画の中では唯一桐生さんのよりどころですし、ポイントポイントで重要なシーンがあるので、つながってどう見えるのかというのはすごく考えました。ただ、監督がシーンのたびに微調整してくださったので、ピュアに台本通りにやったという感じですね。

――大沢さんは入江監督とかなり話し合って演じられたそうですが、賀来さんも入江監督とディスカッションしながら役づくりをされたのですか?

そうですね。でも、特に「こうしてほしい、ああしてほしい」というのはなくて、「ここはこういう状況だから」という説明だけされて、あとはわりと自由にやらせてもらいました。信頼してくださっていたんだと思います。あとは、大沢さんと話しながら進めました。本当に各部署の意見が飛び交っている現場で。みんなで意見を出し合って作った映画なので、それはいい経験でした。

■ 5、6時間かけて何十回も撮り直しました

――撮影で苦労したシーンはどこですか?

専門的な用語が多くて、エモーショナルになりながらもそういうせりふを言わなければならないのは大変でした。あとは桐生さんと電話で話すシーンですかね。あれは一連で撮ったんです。5、6分の長回しだったので、結構大変でした。5、6時間かけて何十回も撮り直しました。結構集中力がいりましたけど、映画ならではというか、入江さんならではの面白いカットになったと思います。

――入江監督のこだわりがすごいんですね。

しつこいんですよ(笑)。妥協がないですね。でも、そこが本当に入江さんを信頼できるところです。

――オリジナルストーリーでの役へのアプローチ方法は、原作がある作品とは違いますか?

そうですね。でも、やりがいはあります。自分次第でどうにでもなるから。ただそこにはリアリティーを持たせなきゃいけないので、それが難しさだと思います。

――賀来さんといえば、ドラマ「今日から俺は!!」(2018年、日本テレビ系)などのコメディー作品が印象的ですが、最近は本作や、ドラマ「ニッポンノワール-刑事Yの反乱-」(2019年、日本テレビ系)など“かっこいい役”も多いですね。

どれをやるとかやらないとか、そんなに意識して決めてはいないです。今、映画の「今日から俺は!!」も撮ってますけど、バランス良くやれたら一番いいですね。ただ、今までやったことをなぞりたくはないので、常に違うことをやりたいという思いはあります。常にチャレンジしていたいという気持ちです。2020年もわりと今までやったことのないテイストの作品が多いので楽しみですね。

――コメディーとシリアスな作品では、現場に挑むときの心境は異なりますか?

特に変わらないです。どちらも疲れますし(笑)。特に最近だと、ありがたいことに役のウエイトがどんどん大きくなってるので、やっぱり大変ですね。もっとじっくり、一つ一つ余裕を持って挑めるようにならなければと思います。

■ 急にいろんな人に知られるというのはありがたいですが少し怖いです

――2018年から2019年にかけては、非常に忙しかったと思いますがいかがでしたか?

2019年はたくさん声をかけてもらえるようになったんです。今まで普通にしていたのに、急にいろんな人に知られるというのはありがたいですが少し怖いです。怖いというのは、一つ一つの責任感がどんどん増してきていて、だからこそもっと時間をかけていろいろやりたいんですけど、物理的にそうはいかないので…難しいですよね。でも、本当に今まで仕事が欲しいって思っていましたから、ありがたいことです。

――そんな忙しい生活の中、最近の息抜きはどんなことを?

海外ドラマを見てます。ちょっと前は「ストレンジャー・シングス 未知の世界」(2016~2019年)にどはまりしてました。今は「ナルコス」(2015~2018年)を見てますね。本当によくできてますよ、海外ドラマ。面白い。あとはスポーツ。バスケしたり、ジムでトレーニングしたり。時間は全然ないですけど、なるべくやるようにはしてます。体を動かした方が頭はすっきりするので。

――最後に、今後の目標を教えてください。演じたい役柄などあれば。

やっぱり、普通の人が一番難しいと思うんですよ。キャラクターに強さがなかったりすると難しいと思うので、そういうのはやってみたいですかね。あとはラブストーリーもあまり経験がないのでチャレンジはしてみたいです。もちろんテレビとか映画だけではなく、演劇もまたやりたいなと思います。最近怒られることが少なくなったので、怒られたいっていうのもあります(笑)。前までは演出家に怒鳴られたりしてましたけど、そういうのが最近はないので、欲してる自分もいたりします(笑)。

かく・けんと=1989年7月3日生まれ、東京都出身。O型。映画「おかあさんといっしょ すりかえかめんをつかまえろ!」(1月24日(金)公開)、映画「ヲタクに恋は難しい」(2月7日(金)公開)、映画「今日から俺は!!劇場版」(7月17日(金)公開)など、多数の公開作が控える(ザテレビジョン)

最終更新:1/25(土) 7:30
ザテレビジョン

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