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ナイキ「厚底シューズ」論争で再注目、『陸王』の薄底セオリーは間違い?

1/25(土) 8:52配信

週刊SPA!

 箱根駅伝やマラソンの国際大会などで選手が着用し、新記録を連発したことで話題となっているナイキの厚底シューズ「ヴェイパーフライ」シリーズ。2020年1月15日、英国の複数メディアが、世界陸上連盟によって設けられる新たな規制により、これらのシューズが使用禁止になる可能性を報じた。

 この問題は2020年の東京五輪が迫った影響からか、陸上関係者だけでなく連日各局がワイドショーで特集するなど、お茶の間からも多くの注目を集め騒動となっている。

 そこで思い出されるのが、2017年10-12月にTBS系で放映されたドラマ『陸王』だ。ドラマの題材となったランニングシューズの技術開発競争が今注目されていることから、一部ではこの騒動を「リアル陸王」と評す声もある。

しかし、ふと実際の『陸王』の内容を思い返してみると疑問を感じるという意見も多くあるようだ。

薄底が良いとする『陸王』は、現実と逆

『陸王』は、『半沢直樹』や『下町ロケット』などのドラマ化でも好評を博した池井戸潤原作のドラマである。経営危機に瀕している老舗の足袋製造業者「こはぜ屋」社長・宮沢(役所広司)が、アメリカに本社を置く大手ランニングシューズメーカー・アトランティスと対峙し、競い合いながらランニングシューズの開発に奮闘する姿を描いた作品だ。

 池井戸原作の醍醐味と呼べる勧善懲悪の痛快さ、テンポのいい展開、そして様々な視点からの人間ドラマが存分に描かれており、マラソンを題材としながらも、スポーツに疎い一般視聴者たちをも虜にした。そして最終回、宮沢たちの努力と思いが結実する感動のラストは、なんと視聴率20.5%を記録。今もなお記憶に残る人気ドラマである。

 この『陸王』で描かれているのは、「足袋のように薄く、軽さとフィット感のあるはだし感覚のシューズ」の開発だ。

 登場人物たちは一丸となり、「ソールが厚いシューズはケガをしやすく日本人の走法的に無理がある」というセオリーのもと、安全で人間本来の走りの真価が発揮される、より薄く耐久性のあるソールを追求していくのがストーリーの軸になっている。

 ――つまり、厚底主流の現在とは、逆の訴えがドラマ内でされていたのである。

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最終更新:1/25(土) 12:33
週刊SPA!

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