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簡単そうな「つみたて投資」…実は「プロでさえ困難」の罠

1/28(火) 8:00配信

幻冬舎ゴールドオンライン

資産形成・資産運用といった言葉が、テレビや新聞で取り沙汰されるようになりました。報道を受け、「投資を始めてみよう!」と試みることはもちろん大切ですが、「商品数が多すぎる」「条件が複雑」など、想像以上に高いハードルがある実態を、ご存知でしょうか。本記事では、一般社団法人日本つみたて投資協会代表理事の太田創氏が、「簡単」とされている「つみたて投資」の実情を解説します。

一般人が「適正な金融商品」を選ぶのはほぼ不可能?

一見簡単に始められそうな「つみたて投資」。テレビCMやインターネット広告で目にする機会も増えてきました。しかし、これだけ情報入手がたやすくなった令和の時代においても、実はそれほど単純にスタートできないということをご存知でしょうか?

金融機関関係者、特にリテール業務に携わっている方は、日常的につみたて投資を取り扱っていますから、特段複雑さを感じないかもしれません。しかし平成になるまで、金融商品の種類は限りなく少なく、預貯金、株式ぐらいでした。もちろん、投資信託もあるにはありましたが、預貯金代替の中期国債ファンドがメジャーで、そのほかの公社債投信や株式投信は、とても人気商品とはいえなかったのです。

そして令和の今、これほどまでに長期投資・資産形成への関心が高まっていても、一般の方のほとんどは「資産運用を行いたいけれど、何から始めていいかわからない」と感じているのが実情です。さらに言うなら、個別株式のトレードを行っている方でさえ、つみたて投資の効用や複利効果を知らない・理解していないことも少なくありません。

以下の[図表]をご覧ください。これは、つみたて投資を始める際に検討しなければならない条件を表にまとめたものです。ざっと9種類の条件が出てきます。

ご覧になっていかがでしょうか。これでは、一般の方々はもちろん、金融機関関係者であっても、的確な条件で適正な金融商品を選ぶことは、かなり難しいといえます。

「NISAやiDeCoをやりましょう」とのアナウンスは大変結構なのですが、実際のところ、読者のみなさんが長期つみたて投資に適した商品にたどり着くのは至難の業なのです。

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最終更新:1/28(火) 8:00
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