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さまざまな原因で発症する口内からのSOS!ちょっと気になる病気「口内炎」を知ろう

1/29(水) 12:10配信

OurAge

40~50代にありがちなちょっと気になる病気について、専門医に聞いてみた。今回は、繰り返しがちな口内炎についての質問。口腔外科医の新谷悟さんに答えていただいた。

Q 口内炎ができてなかなか治らない。放っておいていいもの?医療機関は何科に行けばいいの?

A 症状が長引いたり、気になる症状ならぜひ受診を。その場合は、口腔内を診慣れている歯科や口腔外科、耳鼻咽喉科へ。内科でも対応してくれる。

新谷先生によると、「口内炎とは、さまざまな原因で発症する口内からのSOS」とのこと。
「口内炎は口腔内や唇などの粘膜に起こる“炎症の総称”です。誰でも一度は経験があると思いますが、口内炎ができると、痛くて思うように飲食ができなかったり、話がしづらくなるなど、とてもつらいものです」

代表的なものが、口内をかんだり、やけどをしたりという覚えがないのにできてしまう口内炎。これを「アフタ性口内炎」と呼ぶ。原因はストレスや疲労、睡眠不足などによる免疫力の低下など。ビタミンBなどの一部の栄養が足りないこともあるが、多くは疲労が原因なのだそう。赤く縁どられた直径2~10mmの丸く白い潰瘍で、触ると痛む。

また、食事中に口内をかんだり、熱い飲み物によるやけど、または虫歯のかぶせ物が当たるなどして口腔内にできた傷が原因の口内炎も。これは「カタル性口内炎」といい、白っぽい潰瘍で境目が曖昧なのが特徴だ。

また、口腔内の細菌やウイルスの増殖による「細菌性・ウイルス性口内炎」の場合は、小さな水疱ができ、それが破れてただれや潰瘍になり、時には発熱や痛みを伴うことも。

ほかに金属や薬品、食物に対するアレルギー反応による「アレルギー性口内炎」、喫煙習慣による「ニコチン性口内炎」などもある。

「予防法はこうした要因を取り除くことです。最も一般的なアフタ性口内炎なら、ストレスケアや十分な睡眠などで、心身の疲労を取ること。また、口の中を守る唾液の分泌は交感神経優位の状態(ストレス状態)では減り、副交感神経優位のときに増えるので、この観点からも、規則正しい生活やリラクセーションが重要となります」

これら一般的な口内炎の場合は、1~2週間で自然治癒するのが普通。
「2週間以上長引くようなら、医療機関の受診をおすすめ。潰瘍の位置が変わらず大きくなり続ける場合は、前がん病変やがんの可能性が。もしひとつの医療機関で問題ないと言われても、2週間以上続く場合はぜひセカンドオピニオンを!」と新谷先生は話す。

重篤な病気でない場合は、ステロイド剤による治療が基本。歯科医なら、もしも以前に入れたかぶせ物によるアレルギーや不具合が原因の場合、その調整や除去を行う。
「私のクリニックでは、口腔内の細菌バランスを整えるセラピーや粘膜を整えるフコイダンクリーム、デトックス&免疫力アップを図る高濃度ビタミンC点滴なども行なっています」

イラスト/macco  取材・原文/山村浩子

最終更新:1/29(水) 12:10
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