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赤道直下では1年中、昼と夜の長さが同じ!? キリマンジャロ登山の「トリビア」

1/29(水) 17:30配信

YAMAKEI ONLINE(ヤマケイオンライン)

山の気象を知るには、地球規模・・・、いや宇宙規模のスケールで気象を考えることも必要だ。今回は、赤道・キリマンジャロを通して、地球規模の「へぇ~」について考えてみよう。

今回の年末年始にキリマンジャロ登山に行かれた方もいらっしゃると思いますが、無事に登頂できましたでしょうか。不運にして今回登れなくても、登りたいという気持ちを持ち続ければいつかまたチャンスが訪れると思います。

今回は、キリマンジャロとその位置する赤道付近にまつわる“トリビア”についてお話しいたします。意外と皆さんもご存じないことではないかと思っています。

キリマンジャロがある赤道付近は一年中、昼と夜の長さが同じ

日本では一年で昼の長さが最も長いのは「夏至」、最も短いのは「冬至」です。そして、「春分」と「秋分」では昼と夜の長さが同じになるのは皆さんもご存じと思います。

しかし赤道直下では、この日本での常識は通用しません。赤道直下では何と、一年を通して昼と夜の長さが同じ12時間なのです。従って、日の出が6時だとすると、日の入りも18時となり、これが毎日続くのです。ただし、地方時間で日の出時刻は微妙にずれるため、例えばケニアの首都ナイロビでは日の出は6時半少し前、日の入りは18時半少し前になります。何だか不思議な気分になりますが、その理由は以下の通りです。

地球は太陽の周りを回っていて(公転)、その公転軸から23.5度傾いた角度で地球は自転しています。この自転軸の傾きがなければ、世界中のどこでも昼と夜の長さが同じ12時間になります。

上図は冬至の頃の太陽と地球の関係ですが、自転軸が傾いているため、北極は一日中日が昇らない極夜、南極は一日中日が沈まない白夜となります。そして、昼と夜の境界面と赤道面は同じ大円同士ですので、お互いに半分ずつのところで交わります。したがって赤道直下では昼と夜の長さが同じになるのです。

春分や秋分の日のように、この図に対して、手前方向や奥行き方向から太陽の光を受けても同じことです。

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