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病院で布団に包まれた死体写真も 新型肺炎で拡散する中国”SNS”情報の真偽

1/29(水) 18:00配信

文春オンライン

「大気汚染が酷い北京ですが、このところ空気がきれいな日が続いていて、街を歩く人は誰もマスクなんてしていなかったんです。それが、習近平国家主席が新型肺炎の情報開示を指示した1月20日の夜を境に、マスクはどこも売り切れの状態。感染症に最も効果があるといわれる米3M社製の『N95』規格のマスクなどはネットでは10倍の価格で取り引きされている。

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 市民も外出は控えていて、東京でいうと銀座にあたる繁華街・王府井も閑古鳥が鳴く状態。駅では、全身防護スーツ姿の係員が乗客1人1人のおでこに体温計を当てていました。もはや春節を祝うムードなど皆無です」(全国紙の北京特派員)

 中国・武漢で昨年12月に発見された新型コロナウイルスが猛威を振るっている。日に日に感染者数は増え続け、1月29日現在で感染者は5900人を超え、死者も130人を超えた。

「地方都市でも『武漢の次には自分の街が封鎖されるのでは』という不安が渦巻いている」(同前)という状態の中国国内で、いま問題になっているのが、国民の間でSNSを通じて広がるデマ情報だ。

強い酒でウイルスは殺せる?

 長年中国について取材するルポライター、安田峰俊氏が解説する。

「ウェイボーやWeChatなど中国人が情報収集するSNS上には、『板藍根』という漢方薬を飲めば治るとか、ウイルスはアルコールに弱いから『強い酒を飲めばいい』などといった誤った情報が拡散されています。さらには『この騒動自体がアメリカの陰謀』などという説もまことしやかに囁かれている。問題は、みな悪意はなく、何が事実かわからずに心配で拡散してしまっていること。デマを信じた人が『〇〇をすれば大丈夫』と思い込み、マスクを着けずに外出してしまう例も報告されており、大変危険です」

 現地のSNSでは、新型肺炎の対策として「部屋を50度以上にするとウイルスを退治できる」「ごま油を毎日出かける前に鼻に塗れば予防できる」などというデマも流通しているという。WeChatを運営する中国SNS大手のテンセントが情報の真偽を確認するファクトチェックのサイトなどを立ち上げているが、焼け石に水という状況だ。

 さらに安田氏は、SNS発の情報についても出所を確認すべきだと言う。

「SNSでは、現地の医師とみられる人物が泣き叫ぶ動画や、病院で布団に包まれた死体の写真が広く拡散されて不安が広がっていますが、出所が不明なものはデマの可能性も疑ったほうがいい」

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最終更新:1/29(水) 23:12
文春オンライン

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