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桜を見る会内部資料が流出。山添拓議員vs安倍総理の質疑を信号無視話法分析

2/4(火) 8:32配信

HARBOR BUSINESS Online

根底から崩れた「個人情報なので答えられない」という言い分

 連日の国会で厳しい追及が続く、安倍晋三総理による「桜を見る会」の私物化問題。

 招待客の中にマルチ商法企業の元会長や反社会的勢力が含まれていたことも問題にされてきたが、これまで安倍総理や官僚は「個人情報なので答えられない」という趣旨の答弁を繰り返してきた。

 ところが、2020年1月30日の参議院予算委員会で共産党・山添拓議員が示した資料は、これまでの総理答弁を根底から覆した。まず、内閣府の2019年1月付けの文書には「当該名簿(=招待者名簿)については行政機関の保有する情報の公開に関する法律(平成11年法律第42号)に基づき開示請求の対象とされたことがありますので、この点を念頭に置かれた上で推薦されますようお願いします」と書かれている。

 また、参議院自民党の2019年1月付けの内部資料には「行政機関の保有する情報の公開に関する法律に基づいて名簿全体を公開されることもあります」とも書かれている。つまり、桜を見る会の名簿が情報公開法の請求対象であることを2019年1月時点で政府や自民党は認識していたことの証拠が見つかったのだ。この資料については山添議員自身が約6分間のYoutube動画で解説している。
 当日の質疑で山添議員がこの点を中心に約45分に渡って指摘したところ、安倍総理や官僚は要領を得ない答弁を繰り返し、質問を受けてから答弁を始めるまでに数分以上の中断を要する場面も見られ、さらに安倍総理と官僚の間でも認識の齟齬が露わになるなど、答弁者側に大きな混乱が見られた。

 本記事ではその質疑の一部の答弁を信号機で直感的に視覚化していく。具体的には、信号機のように3色(青はOK、黄は注意、赤はダメ)で直感的に視覚化する。

質問に答えない上、話している言葉の4分の1は意味不明

 そして、質問に対する安倍総理の回答を集計した結果、下記のようになった。

<色別集計・結果>
●安倍総理:赤信号67%、青信号6%、地の色27%

 回答(青信号)はわずか6%にとどまっており、ほとんど質問に答えてない。さらに、不要な言葉や意味不明な言葉を意味する灰色(本文では、地の色)が27%という驚異的な高さを示している。つまり、質問に答えない上、話している言葉の4分の1は意味不明ということだ。当然、全体を通してそもそも何を言っているのか理解しづらかった。

 いったいどのような質疑だったのか詳しく見ていきたい。

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最終更新:2/6(木) 13:39
HARBOR BUSINESS Online

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