ベルギー・オステンドで開幕した女子バスケットボールの「FIBA東京2020オリンピック予選大会(以下OQT)」。日本はすでに東京オリンピックの出場権を獲得しているが、世界を相手に「チーム、個人の力がどこまで通用するか」(渡嘉敷来夢)を測り、経験値を積むべく戦いに挑む。世界ランキング10位の日本は、まず同22位のスウェーデン、続いて9位のベルギー、最後は4位のカナダと対戦する日程だ。
3戦全勝で締めくくったプレOQT
日本時間2月6日26時に行われた初戦では、スウェーデンを75-54で下し、幸先の良いスタートを切った。決して手放しで喜べる内容ではなかったが、ハーフタイムにしっかりと立て直し、後半で突き放した勝利である。日本の地力を感じさせる勝利でもあった。
そのゲームで、3年ぶりに国際大会のコートに戻ってきたのが大崎佑圭である。ご存知のとおり、結婚・出産を経ての復帰第一戦。10分10秒の出場で1リバウンド・1アシストに終わり、本人も「そんなしゃべることないですよ」と言いながら、その表情は実に晴れやかだった。
「率直に楽しかった……いや、楽しかったっていう表現がいいのかどうかも分からないほど充実していました。もちろん課題はたくさん残りました。でもみんながいるコートの上に戻ってきたんだな、世界と戦える場に立てているんだなってことに充実感を感じました」
学生時代はチームの大黒柱として得点を量産していた大崎だが、今は違う。スクリーンに立ち、ボックスアウトをし、相手のパワードリブルを正面から受け止める。そんなスタッツに残らないプレーに誇りを持って、OQTを戦い抜こうとしている。
「今日はあのプレーがダメだったとか、そういう考えは全くしなくなりました。もう何も落ち込むことはないです」
チームの勝利のためなら泥にだってまみれる。母親になった大崎は以前にも増して強くなった。そう感じさせる復帰戦だった。
三上太/月刊バスケットボール
最終更新:2/7(金) 11:02
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