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ジョルジオ・アルマーニはメンズファッションの世界を変えた──ジーン・クレールのスタイル講座

2/9(日) 20:40配信

GQ JAPAN

ファッション・ディレクターのジーン・クレールが毎月違ったテーマを選び、独自のファッションティップスとトレンド感を加えて、着こなし提案する。ちょっとしたオシャレ心とジーンのスタイルテクニックでスマイルに満ちた毎日にしよう!

【ジーンが提案するルックを写真でチェック!】

私に関していうと、メンズファッションの世界を永遠に変えたデザイナーというのはひとりしかいない。それはもちろんジョルジオ・アルマーニのことだ。絶妙なカッティングや美しいドレープ感、美しい生地が魅せる表情は唯一無二といえる。

今シーズンのテーマは「ラプソディ・イン・ブルー」で、深いブルーが神秘的だ。ミスター・アルマーニの洗練した感性と意図するイメージを重んじつつ、私なりにスタイリングで遊んでみた。

トレンドの移り変わりが早くなった現在のファッション業界において、メンズウェアの天才はアルマーニであり、その服はエレガントかつ知的、教養のあるデザイナー自身を反映しているのだ。

私の個人的な体験でいうと、ニューヨークに住み仕事がなかったころに、ミスター・アルマーニがバーニーズ ニューヨークのアルマーニで私に販売の仕事をくれたことがある。その機会とご恩をいまも感謝しているのだ。それもあって、この純粋に美しいコレクションをスタイリングできることが光栄以外の何物でもない。どうか、このスタイリングが皆さんのお気に召しますように。

アルマーニのスタッフの皆さん、そしてスィニョーレ・アルマーニに感謝の意を伝えたい。いつもありがとう!

■Look No.1
これぞアルマーニというべきネイビー基調のコートスタイル

大胆にデフォルメされたヘリンボーン柄がゴージャスな、ウールカシミア素材のジャカード織りニットコートはマストバイ。リブ襟のニット調ジャケットと共地のパンツというセットアップは、インナーにネイビーのカットソーを合わせることで今季のテーマである「ラプソディ・イン・ブルー」を体現しつつ、”ベリー・アルマーニ”なコーディネートに。ネイビースエードのスリッポンも効果的。コート 63万円、ジャケット 28万円、Tシャツ 3万5000円、パンツ 14万3000円、靴 8万7000円〈すべてGIORGIO ARMANI/ジョルジオ アルマーニ ジャパン〉

■Look No.2
ネイビーシアリングで手にするクールでリッチなウォーム感

ややカントリーでカジュアルな雰囲気になりがちなシアリングコートも、ネイビーとブラックというカラーリングならクールで都会的。アルパカとナイロンを混紡したニット調のストレッチジャケットにボリュームたっぷりなネイビーパンツを合わせれば、アルマーニらしいエレガンスはさらに加速。ジオメトリックなシャツが醸すモダンさも加わって、嫌みのないリッチなリラックススタイルに。コート 60万円、ジャケット 22万円、シャツ 8万8000円、パンツ 8万8000円、靴 12万5000円、ベルト 3万8000円(参考価格)〈すべてGIORGIO ARMANI/ジョルジオ アルマーニ ジャパン〉

■Look No.3
品よくスポーティーなダウンジャケットという選択

シャープでエレガントなシャドーストライプ柄スーツをタイドアップしたビジネススタイルに。あえてコートではなく、「雪」を意味するカプセルコレクション”NEVE”のダウンジャケットを合わせるという、コンテンポラリーなコーディネート。クリーンな小襟のホワイトシャツにバーガンディのストライプタイ、そしてタッセルつきのラバーソールによって、シックで上品な華やかさを添えて。コート 47万円、スーツ 42万円、シャツ 5万1000円、靴 12万円、タイ、チーフ ともに参考商品、ベルト 2万8000円(参考価格)〈すべてGIORGIO ARMANI/ジョルジオ アルマーニ ジャパン〉

■Look No.4
グレーとブルーで描き出す軽妙優美なシンプルコーデ

ウインドーペーンによってクラシカルなムードに仕上がったブルーグレーのスーツは、その気品漂う生地の光沢と絶妙な発色によって、ビジネスにもカジュアルにも着こなせるエレガントなルックスが手に入る1着。シンプルにブルーのシャツを合わせ、胸ポケットにはブルーのチーフを。靴とベルトはグレーでまとめ、非常に軽やかで洗練された着こなしに。スーツ 51万円、シャツ 7万円、靴 8万7000円、チーフ 参考商品、ベルト 7万4000円(参考商品)〈すべてGIORGIO ARMANI/ジョルジオ アルマーニ ジャパン〉

■Look No.5
カジュアルかつエレガントなダイヤ柄のコンビネーション

ダイヤキルティングのフーデッドコートに、同じくダイヤをあしらったアーガイル柄のセーターを合わせて。コートの背中には、フードや襟裏のライニング、袖の後ろ側に駆使されているのと同じベルベット素材で、GAロゴがパッチワークされており、シックにまとまっていながら実にキャッチー。また全体のトーンをネイビーでまとめて、上品さとメリハリ感を巧みに両立している。コート 45万円、ニット 17万8000円、パンツ 17万8000円、靴 7万8000円、ベルト 参考商品、バックパック 43万円〈すべてGIORGIO ARMANI/ジョルジオ アルマーニ ジャパン〉

■Look No.6
ブラックスーツとは一味違うダークネイビーの奥行き

ショールカラーのような、ボリュームのあるカービーなラペルが印象的なスーツは、ブラックに近いダークネイビーという色みで、手縫い仕様のピックステッチが生み出す高級感も魅力。コンパクトなフィット感によりダブルブレストでもモダンでシャープに見え、ホワイトシャツとの鮮烈なコントラストが美しい。ブルー系のストライプタイ、バーガンディのプレーントウというアクセントも活きる。スーツ 52万円、シャツ 4万9000円、靴 10万3000円、タイ 2万8000円(参考価格)、ベルト 3万9000円〈すべてGIORGIO ARMANI/ジョルジオ アルマーニ ジャパン〉

文・ジーン・クレール 写真・星 武志

最終更新:2/9(日) 20:40
GQ JAPAN

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