ここから本文です

エージェンシーを辞めて、最高の人生を手にした7人の事例:「自分の運命はすべて自分次第」

2/10(月) 12:01配信

DIGIDAY[日本版]

広告エージェンシーの従業員ならば、無計画な退職はまずありえない、と思うことだろう。エージェンシーの仕事が多忙を極めるこの時代なら、なおさらだ。

ところが、次の予定もないまま退職を決意したことで、人生が好転したと断言する人もいる。以下の7人も然りで、次が決まる前にエージェンシーを辞めた(1人は業界を完全に後にした)経緯と、それによって人生の質が向上した理由を語ってくれた。

いずれの発言も、読みやすさを考慮し、短く編集してある。

信じられないほど成長できた

ノーブル・ピープル(Noble People)
シニアメディアデザイナー
フィリップ・パコーヴィック氏

数年前、僕はサンフランシスコのとあるエージェンシーに勤めていて、行き詰まりを感じていました。それでふと、よし、ニューヨークに行って自分を試してみよう、と思ったんです。実力を証明したい一心でしたし、辞めるのがどういうことなのか、深くは考えませんでした。2週間で準備して、引っ越し用のトラックを借りて、5日かけてニューヨークまで運転して行きました。ここで暮らしはじめてから、いままでにどれほど成長できたか、自分でも信じられないくらいですよ。

退職は人をひどく不安にする。絶対に次のステージに行けると、自分を信じるしかなくなる。それが、僕の背中を強く押してくれました。僕は学生の頃、ものすごく勉強ができたわけじゃない。だから人一倍努力するタイプでした。そのときもそうで、辞めたことでほかに選択肢がなくなったんです──とにかく成功するしかなかった、ニューヨーク中を走り回って、チャンスを掴むしかなかったんです。普通はみんな、結果がある程度見えるところでやりたがる。でも、何も考えずに思いきって飛び込んでみると、ものすごいことが起きることもあるんです。

うまく辞めることはかなり重要

某インハウスエージェンシー
コンテンツストラテジスト

ブランド側の[諸々を扱う]仕事をはじめたんですが、そのうちに、そこの風土は自分には合わないと感じるようになりました。で、その少し前に、妻の妊娠が判明していました。当時、私のワークライフバランスは最低でしたね。無職の心配よりも何よりも、辞めるしかない、という思いのほうが強かったんです。育休[の申請]が[その会社では]好意的に受け入れてもらえないのは、わかりきっていたからです。辞めたことで、多くのものを手放しました。ボーナスだけでなく、会社の株も。[私は当時]良い給料をもらっていたし、立派な肩書きとかなりの権限もありました。でも、それもこれもすべて手放したのは、そうするだけの理由があったからです──然るべき育休が欲しかったし、ボロボロの私を妻は見かねていましたから。

幸い、以前に勤めていたエージェンシーが雇ってくれましてね。正直、自信を失くしかけたことも何度かありました。退職したことで、自分のキャリアを自ら葬り去ってしまった気もしました。ですが、全体として見れば、うまく行ったと思います。私からのアドバイスは、たとえ何の計画もなく辞めるとしても、背水の陣は敷かないこと、ですね。うまく辞めるのは、実はかなり重要です。広告業界は狭いし、噂はすぐに広まる。下手な辞め方だけはしないこと。何の得にもなりませんから。

1/4ページ

最終更新:2/10(月) 12:01
DIGIDAY[日本版]

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事

Yahoo! JAPAN 特設ページ