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東京五輪 マラソン以外でも「開催地変更」を要求される懸念

2/10(月) 16:00配信

NEWS ポストセブン

 新型コロナウイルスの感染拡大を受け、ネット上で「五輪・パラリンピックが開催中止に」とのデマが広まった。東京都はすぐさま否定したが、多くの人がこのデマに反応してしまったのは、五輪開催が“今、そこにある危機”と感じられているからではないか。

 もし、ウイルス感染爆発が五輪開催中の東京を襲ったら、どんな混乱が待っているのか。

◆「選手村」が封鎖される

 東京・晴海ふ頭に建設された五輪選手村では、約44ヘクタール(東京ドーム9.4個分)の敷地内に宿泊棟、食堂、交流エリアなどがひしめく。21棟ある宿泊棟にはベッド1万8000床が用意され、各国のアスリートは1~8人部屋に宿泊することになる。

 グローバルヘルスケアクリニック院長の水野泰孝医師(輸入感染症)は、「感染拡大の可能性が高い環境」と指摘する。

「新型コロナウイルスは、感染者と1~2mほどの近距離で、長時間にわたり接触する『濃厚接触』で感染しやすい。選手の交流の場となる選手村のメインダイニングホールなどは濃厚接触が起きやすく、トイレなど共用部分での接触感染も考えられます」

 1人でも感染者が発生すれば、選手村は“陸の孤島”となりかねない。スポーツジャーナリストの玉木正之氏の指摘だ。

「乗客から感染者が出た豪華クルーズ船『ダイヤモンド・プリンセス号』では、約3700人の乗員乗客が検疫のため横浜港沖に足止めされました。選手村から感染者が出たら、これと同じ状況になり、最悪の場合は選手村が封鎖されるかもしれません」

◆有力選手が続々と出場を回避

 有力選手が大量ボイコットするケースも起こり得る。

 2016年のリオ五輪では、蚊を媒介として感染する「ジカ熱(ジカウイルス感染症)」が大流行した。その結果、男子ゴルフではジェイソン・デー、ダスティン・ジョンソン、ロリー・マキロイら世界ランク上位者が出場を辞退した。

 疫病ではないが、2008年の北京五輪ではマラソン世界最高記録保持者(当時)のハイレ・ゲブレセラシェが大気汚染の酷さを理由に出場を見送った。前出・玉木氏の指摘だ。

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最終更新:2/17(月) 17:22
NEWS ポストセブン

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