ここから本文です

「就職してもすぐに辞めてしまう」日本の就職市場の問題点と解決策

2/10(月) 5:00配信

商業界オンライン

なぜ、3年以内に3割も辞めてしまうのか?

  新卒で就職してから3年以内で約3割が会社を辞めてしまう。人口減、人手不足が問題となっている今、せっかく採用した人材が辞めてしまうのは企業としても大きなダメージを負うことになる。

 ではなぜ、このような状況となってしまっているのか。現代の就職活動は、インターネットの求人サイトやハローワークから業界、会社概要、待遇などの表面的な情報を得て、応募→面接→採用するという流れが多い。ここでの問題は企業がしっかりとしたデータを出しているかということ。

 私自身も就職サイトから、その企業が出しているデータを信じて就職したが、実情は全く違った。「月の平均残業時間は20時間」「休みはしっかりと取れる」と記載されていたが、「月の残業時間150時間」「休日出勤は当たり前」。さらに「提示されている基本給の額よりも5万円安い(別途、職能給で5万円)」「聞いていた業務と違う」など、当初の説明とは違うことばかり。就職後1年以内に退職をしたので、この3割に入っている。

 ちょうどブラック企業というワードが騒がれ始めた2014年のことなので、今はこのような企業は減っていると思うが、それでも離職率が3割以上キープしているということは、企業と社員の間にミスマッチが起きている証拠といえる。

注目のリファラル採用の今

 そのような状況で注目されているのがリファラル採用だ。社員に知人・友人を紹介・推薦してもらい採用する手法で、米国では一番使われている採用手法だともいわれている。リファラル採用のメリットは、その企業の雰囲気を知っている人物から現場のリアルな情報を聞けるので、「思っていた仕事と違う」というミスマッチが少ないことだ。企業側も、信頼できる社員からの紹介なので、欲しい人材を採用できるのだ。

 ただ、このリファラル採用、日本で注目されてきたのがここ数年なので課題もある。会社としてリファラル採用の制度を作っても、社員が認知をしていないことが多く、採用数が増えない。社員側も、紹介するまでの手間が面倒、どのポストが空いているのか分からないといった理由から、形式的に導入しても失敗してしまう。

 リファラル採用を行っているが、成果が出ない、行いたいがノウハウがない。このような問題を解決するため、「GLOVER Refar(グラバーリファー)」「MyRefer(マイリファー)」「Refcome(リフカム)」といった、リファラル採用特化型のプラットフォームも存在している。

 今回は、日本で初めてリファラル採用サービスを提供した(株)MyReferでの取り組みを紹介したいと思う。

 (株)MyReferは、リファラル採用活性化サービス「MyRefer(マイリファー)」を運営。中途・新卒・アルバイトと全領域でのサービスを行い、550社以上の企業、20万人以上の社員が利用。富士通の中途採用、モスバーガーのアルバイト採用でも導入されている。

「MyRefer(マイリファー)」を導入した企業の人事は、社員に自社の求人情報やイベントが確認できるマイページを配布。SNSを介して友人を招待することができる。紹介された友人はその企業に興味があれば、社員からの推薦コメントをもらって応募をして、選考に進めるというサービスだ。富士通では導入後、初年度で20人の採用。社員のつながりから、専門職人材、海外エンジニアの採用も成功した。

1/2ページ

最終更新:2/10(月) 11:06
商業界オンライン

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事

Yahoo! JAPAN 特設ページ