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ファミリー納得の愛車選択「SUVよりもミニバンをオススメする理由とは」

2/10(月) 11:40配信

Auto Messe Web

3列目シートの利用頻度と乗降性がキモ

 ここのところ、世界的にSUVブームだ。各自動車メーカーは内外を問わず、SUV、クロスオーバーモデルの品揃えにやっきである。しかし、かつて一世を風靡したミニバンの人気も根強い。東京ディズニーリゾートの駐車場を見れば一目瞭然。圧倒的にミニバンが多いことが分かる。

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 ミニバン最大の魅力は、3列シートによる多人数乗車性、そしてリヤスライドドアによる乗降性の良さ、そしてシートアレンジの自在度が主と言っていい。人気のSUVは走破性、最低地上高を確保するため、フロアを高くしているのが特徴だが、小さな子供やシニア、子供を抱いた母親にとっては、フロアが低く、スライドドアによる乗り降りのしやすいミニバンのほうが、圧倒的に使いやすい。

 また、SUVの後席ドアはヒンジ式だが、狭い駐車スペースだと、大きなドアを全開にすることは難しい。しかし、ミニバンのスライドドアならば両側がギリギリの駐車スペースでも、ドアを大きく開けることができ、まるで玄関に入るように、真っすぐの姿勢でスムーズに乗り込むことができる。フロアの低いワンステップのミニバンなら、なおさらだろう。

 後席=2列目席の快適度も、同サイズであれば、ミニバンはSUVを圧倒する。特にSUVでは選択肢が限られるセパレートシートの2列目キャプテンシートを選べば、旅客機のビジネスクラスを思わせる贅沢なかけ心地が得られ、車種によっては専用のテーブル、オットマンまで備わるから快適だ。

 そして、多くのミニバンの2列目席にはエンタテイメントシステムと称するリヤモニターが用意されているから、移動中、TVや映画を見ながらのドライブも可能。帰郷などの長距離移動でも、子供を飽きさせないメリットがある。

 しかも、2列目キャプテンシートであれば、2-3列目席スルーが可能になり、停車時であれば1-3列目席間の移動も可能。車内がそれこそリビングルームのようになるわけだ。

 SUVがどうしてもミニバンに太刀打ちできないのが、室内高の余裕。例えば、トヨタ・アルファード ヴェルファイアの室内高は1400mmもあり、子供が立って歩くことも可能。国産SUVの中でもかなり大きめのサイズを持つマツダCX-8の室内高は1250mmでしかない。1400mmの室内高があれば、大人でも少しかがんだ姿勢で室内を移動することができるのだ。

 3列目席の居住空間、快適度についてもミニバンは多くの3列シートSUVを圧倒する。SUVの3列目席は、マツダCX-8のような大型SUVは別にして、あくまで緊急用のシートでしかない。しかし、Mクラス以上のミニバンなら、大人でも無理なく座ることができる。

 そのポイントが、専門用語でヒール段差と呼ばれる、フロアからシートクッションまでの高さ。室内高に余裕のないSUVでは、頭上空間を確保するため、シートはなるべく低くセットされている。が、ミニバンの3列目席の多くはフロアとシートクッションまでの高さに余裕があり(トヨタ・ヴォクシー/ノアで360mm)、膝を抱えるような姿勢をとらずに着座できるのだ。

 細かい点では、マツダCX-8のような巨大な3列シートSUVでも、3列目席の頭上、膝周り空間(最小50mm程度)はそれなりに確保されていても、2列目席下の足入れスペースは皆無に等しく、足を投げ出すような姿勢は取りにくい。その点、ミニバンの多くは3列目席に座っても、2列目席の下につま先を入れるスペースがあるから、よりリラックスした姿勢が取れるのである。

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最終更新:2/10(月) 12:05
Auto Messe Web

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