ここから本文です

全国1位のトップ企業から税理士へ転身。キャリア開発成功の秘密とは?

2/10(月) 15:32配信

HARBOR BUSINESS Online

 就職人気ランキングトップ企業から税理士に転身、ベンチャー企業の株式上場(IPO)を支援する、異色なキャリア開発を実現した経営者がいます。今回は、税理士であり経営者である長谷川正和氏に、本連載「分解スキル反復演習が人生を変える」でお馴染みの山口博氏が迫ります。

失敗しないようでは仕事をしていないも同じ

山口博氏(以下、山口):「長谷川さんの経歴を知って、がぜん興味がわきました。誰もがうらやむ就職人気ランキングトップ企業だった東京海上日動で、営業や人事業務に従事した後、税理士事務所へ転じていらっしゃいます。心境の変化がおありだったのでしょうか」

長谷川正和氏(以下、長谷川):「はじめから直球で来られましたね(笑)。一言でいえば『独立起業というチャレンジへの想い』なのです。新卒で最初に配属されたのは千葉県郊外の営業支社でした。支社に所属する損害保険代理店の営業サポートと代理店を増やす新設活動が主な仕事内容です。そこで初めて『相手を通して仕事をする』ことを学んだのですが、入社1年目秋の全国キャンペーンで私が担当する企業代理店が全国1位になったのです」

山口:「デビュー戦で全国トップとは、素晴らしいですね。最大の要因は何ですか」

長谷川:「企画提案やコミュニケーションのとり方、ツール活用などそれまでのやり方にとらわれず工夫し、『まずやってみる』姿勢で臨みました。失敗もありましたが『新人が失敗しないようでは仕事をしていないも同じ』と上司から励まされました。

 難しいと言われた相手にも『何でも勉強させてください』という姿勢でいかに相手の役に立てるかを考え飛び込んでいくと、胸を開き迎えてくれることも経験から学びました」

山口:「その後、営業から人事部に異動されますね。保険会社ではエースが集まる部署ですよね」

長谷川:「営業担当者として自信も自負もありましたが、異動から1週間もしないうちに高い鼻を折っていただきましてね(笑)。ひとつひとつの報告に、上司から『お前の思想哲学は何だ』と返されました。『その本質は何か』『それでお前はどうしたいのか』と問われていたのですね。

 採用業務のなかでは、学生さんたちに『会社の魅力』『仕事のやりがい』などのメッセージを発信することも担当しており、『仕事を通じて自己実現するとは?』をテーマに原稿を作成していたある日、胸のなかにしまっていた『何か』のふたが開いたような気持ちになりました」

山口:「それは、何ですか」

1/3ページ

最終更新:2/10(月) 21:32
HARBOR BUSINESS Online

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事

Yahoo! JAPAN 特設ページ