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Googleマップはどうやって交通渋滞を把握しているの?

2/11(火) 16:01配信

ライフハッカー[日本版]

最近、ベルリン在住のアーティストSimon Weckert氏が、Googleマップを起動した99台のiPhoneを赤い手押し車に積んで路上を歩き、Googleマップに交通渋滞が起きているかのように思い込ませることに成功しました(CNN)。

巧妙なトリックですが、同氏のパフォーマンスにより、Googleマップが普段、どのようにデータを収集し、どのように交通状況を判別しているのか、という疑問が投げかけられることになりました。

古いiPhoneを満載した1台の手押し車でGoogleマップをだませるのだとしたら、このアプリはどれほど信頼できるのでしょうか?

私たちが知り得るGoogleマップのアルゴリズムと、 Weckert氏の手作り渋滞に対するGoogle社の公式見解を鑑みると、その答えは「おおむね信頼できる」ということになりそうです。

どのようにしてGoogleマップに渋滞情報が表示されるのか

Googleマップは、匿名で収集したユーザーデータ、交通センサーデータ、衛星データに基づいて、絶えず情報を更新し、できるかぎり正確な交通状況をユーザーに伝えようとしています。

Googleマップを使ったことがある人なら、道路が緑やオレンジ、赤などで色付けされているのを見たことがあるでしょう。

緑は車が正常に流れていることを、オレンジと赤は車の流れが低速であることを示しています。

低速表示は、ナビモードにしているユーザーたちが、そのエリアを通常より遅い速度で移動しているときに表れるもので、Googleによって自動的に適用されます。

ただし、Googleマップを使っているほかのユーザーが、そのエリアを通常の速度で通過しはじめると、低速で移動しているユーザーがいても、Googleはそのエリアの低速表示を取り消します。

Googleマップが交通状況を低速と判断するのに、どれくらいの数の低速移動ユーザーが必要かは定かではありませんが、9to5GoogleによるWeckert氏の交通渋滞実験のレポートによると、1台の車が通常の速度で通過しただけで、同氏が手押し車で作り出した交通渋滞の表示は取り消されたということです。

また、Googleマップは、停止しているユーザーがたくさんいても無視するようです。Weckert氏の手押し車も、Googleマップに交通渋滞と思い込ませるために、移動し続ける必要がありました。

100台近くのスマートフォンがGoogleマップをナビモードにして止まっていても、渋滞とは認識されませんでした。

どのくらいの時間停止していると、Googleマップが無視するのかは不明ですが、高速道路で複数のユーザーが停止していれば、交通が低速とレポートするはずですし、立体駐車場に駐車中のユーザーがたまたま全員ナビモードをオンにしていたとしても、そのエリアが渋滞だとは見なされないでしょう。

興味深いことに、すべての乗り物が同等に扱われるわけではありません。Googleマップは、車、オートバイ、そのほかの乗り物を区別できます(少なくとも特定の国や地域では)。

つまり、やんちゃなスクーターが渋滞をすり抜けたとしても、それが渋滞の解消を意味しないということを、Googleマップは理解できるのです(少なくともできる場合がある)。

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最終更新:2/11(火) 16:01
ライフハッカー[日本版]

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