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J開幕迫る! 宮澤ミシェルが見る新シーズンの展望「横浜F.マリノスとFC東京が一歩リードしているんじゃないかな」

2/11(火) 11:00配信

週プレNEWS

サッカー解説者・宮澤ミシェル氏の連載コラム『フットボールグルマン』第135回。

現役時代、Jリーグ創設期にジェフ市原(現在のジェフ千葉)でプレー、日本代表に招集されるなど日本サッカーの発展をつぶさに見てきた生き証人がこれまで経験したこと、現地で取材してきたインパクト大のエピソードを踏まえ、独自視点でサッカーシーンを語る――。

今回のテーマは、いよいよ開幕が迫ってきたJリーグについて。現時点での補強状況などを踏まえて、宮澤ミシェルが新シーズン開幕後の展望を語った。

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今シーズンのJリーグは、ひとりで局面を打開できるストライカーのいるチームが、優勝争いの中心になっていくだろうね。

その点で今年も横浜F.マリノスとFC東京が、他のクラブを一歩リードしているんじゃないかな。両クラブとも今季はACLを戦うこともあって、攻撃陣にいい補強をしているよ。

横浜FMは昨季は得点王を分け合ったトップ下のマルコス・ジュニオールと、右MFの仲川輝人がいる。1トップにはエリキとエジガル・ジュニオを、対戦相手やコンディションによって使い分ける。彼らはチームとして押し込まれているときでも、ボールを持てばひとりで得点にまでいけちゃう。

これだけでも怖い攻撃陣なのに、そこに今季から水沼宏太(C大阪)とオナイウ阿道(大分)が加わった。ターンオーバーがハマれば長丁場のシーズンで、主力選手たちが常にフレッシュに近い状態を保てるからね。これは大きいよ。彼らのハイライン・ハイプレスのスタイルには失点のリスクが高くあるけれど、やっぱり勝ち点3の獲得のためには、ゴールが奪えないことには始まらないからね。

その勝ち点3が奪えずに昨季のFC東京は終盤で首位の座を明け渡したけれど、今季はアダイウトン(磐田)やレアンドロ(鹿島)を獲得した。フィジカル能力の高さからの突破力で、ひとりでゴールを決めることができるアダイウトンが加入したのは大きいよ。

FWの軸は昨季14得点のディエゴ・オリベイラで、永井謙佑が故障からいつ戻ってくるかはポイントだけど、東京五輪世代の田川亮介がいる。アダイウトンをどう使うかわからないし、途中交代の切り札にするのかもしれないけれど、FC東京にとっては課題である得点力不足解消になるのは間違いないよ。

どのチームも戦術やスタイルを持ってシーズンに臨むけれど、長いリーグ戦のなかでは常に自分たちのサッカーができるわけではないんだよね。そうしたときに試合展開にかかわらず相手を蹴散らしてゴールを奪える選手がいることは、優勝するには欠かせないんだよ。苦しいなかでの一発で勝ち点を拾えた試合数の差が、シーズンの最後でライバルを順位で上回ることに繋がるからね。

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最終更新:2/11(火) 11:00
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