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名古屋グランパス、即戦力補強でパワーアップ。相馬勇紀&マテウスの復帰組にも期待高まる【2020年J1補強診断】

2/12(水) 10:22配信

フットボールチャンネル

 2020年のJリーグが開幕する。新シーズンに向けJ1各クラブはどのような補強を行ったのだろうか。今回は、昨季J1で残留争いに巻き込まれ13位と苦しんだ名古屋グランパスを取り上げる。

【画像】名古屋グランパスの2020シーズン予想フォーメーション

●阿部&稲垣の補強で中盤がパワーアップ

 昨季、名古屋グランパスはシーズン途中で風間八宏監督の解任を決断し、マッシモ・フィッカデンティ監督に「J1残留」のミッションを託した。

 シーズン終盤までなかなか勝てない試合が続いたものの、最終的には13位で残留。イタリア人指揮官も続投で、今季はキャンプからじっくりとチーム作りに邁進できる。

 移籍市場では昨季の主力の退団をMF和泉竜司のみにとどめ、サンフレッチェ広島からMF稲垣祥、川崎フロンターレからMF阿部浩之など即戦力級の新戦力を獲得することに成功した。また、横浜F・マリノスでJ1優勝に大きく貢献したMFマテウス、鹿島アントラーズやU-23日本代表で貴重な経験を積んだMF相馬勇紀が帰還し、パワーアップした姿を見せてくれそうだ。

 風間前監督のエッセンスが残ったチームから、フィッカデンティ監督らしい現実的なスタイルでの戦いにシフトするか。あるいは両監督の志向するサッカーを併せ持つ攻守にアグレッシブなスタイルを確立していくかが注目される。

 湘南ベルマーレから獲得したFW山崎凌吾はポストワーカーとして戦術の幅を広げる存在になりそう。個での仕掛けを武器にするマテウスや相馬が、MF前田直輝やMFガブリエル・シャビエルらと共存することで崩しのバリエーションは豊富になっていく。

 一方で最終ラインの顔ぶれに大きな変化はなく、FC東京時代からフィッカデンティ監督の指導を受けていたDF丸山祐市やDF太田宏介の存在は大きい。右サイドバックの層にはやや不安が残るものの、守護神ランゲラックからFWジョーまで、センターラインに太い軸が通っていることによってチームの安定感は保証されるはずだ。

 フィッカデンティ体制2年目の名古屋は、昨季の低迷から抜け出して台風の目になれるか。各ポジションに実力者が揃っており、戦術の方向性を確立できれば十分に上位進出を狙える陣容ができあがった。

●補強・総合力診断

IN
GK:三井大輝[名古屋グランパスU-18/昇格]
DF:秋山陽介[ジュビロ磐田/期限付き移籍から復帰]
DF:吉田晃[九州国際大学付属高校]
DF:石田凌太郎[名古屋グランパスU-18/昇格]
MF:阿部浩之[川崎フロンターレ]
MF:稲垣祥[サンフレッチェ広島]
FW:山崎凌吾[湘南ベルマーレ]
FW:マテウス[横浜F・マリノス/期限付き移籍から復帰]
FW:相馬勇紀[鹿島アントラーズ/期限付き移籍から復帰]

OUT
DF:金井貢史[サガン鳥栖/期限付き移籍から復帰→清水エスパルス]
MF:和泉竜司[鹿島アントラーズ]
MF:榎本大輝[徳島ヴォルティス/期限付き移籍]
MF:杉森考起[徳島ヴォルティス/期限付き移籍]
MF:伊藤洋輝[ジュビロ磐田/期限付き移籍期間満了]
MF:山田康太[横浜F・マリノス/期限付き移籍期間満了→水戸ホーリーホック/期限付き移籍]
FW:赤崎秀平[川崎フロンターレ/期限付き移籍期間満了→ベガルタ仙台]
FW:深堀隼平[水戸ホーリーホック/期限付き移籍]

補強評価:B

 即戦力の阿部と稲垣が加わり、中盤の頼もしさは一気に増した。主力を軒並み残留させられたことは大きく、ジョー、ガブリエル・シャビエル、MFジョアン・シミッチ、ランゲラックの外国籍助っ人たちにも引き続き期待が持てる。

総合力評価:B

 ディフェンスラインの選手層にやや不安が残るものの、中盤よりも前のタレント力はJリーグでも屈指のレベルにある。特に2列目の組み合わせは夢が広がり、期限付き移籍先でたくましくなった相馬やマテウスの突破力は大きな武器となるはず。前線のバリエーションの豊富さは、フィッカデンティ監督にとって嬉しい悩みになりそうだ。

フットボールチャンネル

最終更新:2/12(水) 15:47
フットボールチャンネル

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