ここから本文です

Samsung、アカデミー賞授賞式で最新フォルダブル(折り畳み)スマホ『Galaxy Z Flip』を披露

2/12(水) 7:00配信

リアルサウンド

 先日開催されたアカデミー賞では、映画『パラサイト 半地下の家族』が作品賞を含む4部門で受賞し、韓国映画に大きな注目が集まった。そんな授賞式の合い間に、韓国のあの大手テック系企業が新製品のCMを放映した。

【写真】現行最新機種『Galaxy S10』と比べて、『S20』のカメラの性能は?

・折り目は見えるが自然
 テック系メディア『The Verge』は9日、Samsungがアカデミー授賞式の合い間に最新フォルダブル端末『Galaxy Z Flip』のCMを放映したことを報じた。そのCMは、すでに多数のTwitterユーザーによってシェアされている。

 CM動画からわかる『Galaxy Z Flip』の特徴は、同端末は90度に曲げてノートPCのように上半分の画面を立てて使えるところだ。こうした形状は、例えばビデオチャットを使う時に役立つだろう。カラーバリエーションはブラックとパープルが確認でき、端末の外側に着信を通知する小さなディスプレイが実装されていることもわかる。この外面ディスプレイから着信の応答あるいは拒否もできるようだ。

 また、CM動画の右下に小さい文字でメッセージが表示されているのも確認できる。その文字を読むと「メイン画面の中央にある小さな折り目に気づくかも知れないが、それは画面の自然な特徴となっている」というメッセージが確認できる。このメッセージから、Samsungは折り目を完全に見えなくするにはいたっていないものも、目立たなくするには成功したと言えそうだ。

 ちなみに、Samsungは過去にもアカデミー賞授賞式の合間にCMを放映しており、そうしたCMのなかには2017年に流された『Galaxy Note 7』の爆発を謝罪するものもあった。

・Galaxy S20で撮影した画像が流出
 実のところ、Samsungはアカデミー賞授賞式直後のアメリカ現地時間2月11日に新製品を発表するイベント『Galaxy UNPACKED』をサンフランシスコで開催する。このイベントではGalaxyシリーズの最新機種『Galaxy S20』が発表されると見られているのだが、ガジェッド系メディア『NOTEBOOK CHECK』は10日、S20のカメラで撮影した画像が流出したことを伝える記事を公開した。

 既報のようにS20シリーズは3モデル発表され、そのすべてが広角カメラと望遠カメラが実装されたトリプルリアカメラになると予想されている。流出したのは、広角カメラで撮影した画像とナイトモードのそれだ。まず広角カメラの画像を現在流通しているGalaxyシリーズ最新機種『Galaxy S10』のそれと比較すると、画角に違いは認められないものも、S20のほうがS10よりソフトな仕上がりになっている(元記事では画像を掲載)。

 広角カメラの画像をズームしてみると、S20の画像はS10のものより被写体の表面が滑らかな仕上がりになっている一方で、文字がS10より不鮮明になっている。こうした結果からS20はノイズリダクションにおいてはS10より優れているが、細部の描画はS10より劣っている、と言えるかも知れない。

 ナイトモードの比較においては、S20のほうがS10より明るい画像となっている。それゆえ、ナイトモードに関してはS20は進化したと言えるだろう。

・競合他社は不参加だが……
 2月にはSamsung主催のイベントのほかに、世界的なモバイル機器見本市がある。そのイベントとは、毎年2月末にスペイン・バルセロナで開催される『Mobile World Congress(略称はMWC)』だ。このイベントには世界各国のモバイルメーカーが一堂に集い、その年のモバイル文化の方向性を決定づけてきたのだが、今年は新型コロナウイルスの影響で不参加を表明する企業が続出している。

 『MWC』におけるSamsungの動向に関しては、Engadget日本版が10日付の記事で報じている。同社は撤退を表明していないものも、幹部をふくむアメリカと韓国の従業員が参加をキャンセルしている、とのこと。現状がこのまま推移すれば規模を縮小しての参加となると見られるが、新型コロナウイルスの感染がさらに拡大した場合には参加自体が危ぶまれるかも知れない。

 Samsung以外のテック系企業の『MWC』への参加状況については、CNNが10日付の記事で報じている。10日時点で『MWC』不参加を表明している企業は、Amazon、Sony、そしてEricssonといったところである。Amazonは、同イベントにおいてクラウドサービス部門のAWSを使った5G接続に関するセッションを予定していた。

 多数の世界的テック系企業が不参加を表明するなか、中国のテック系企業Huaweiは参加する。同社は5G通信網の構築におけるキープレイヤーなのだが、周知の通り、国家安全保障上の理由によりアメリカから圧力をかけられている。もうひとつのキープレイヤーであるEricssonが不参加のなか、5G通信網構築における同社の役割に関する議論が注目される。

 Samsungが例年通りに新製品を披露していることからわかるように、モバイル業界における新型コロナウイルスによる影響はまだ甚大ではない。しかし、『MWC』の参加状況のように今後はよりはっきりとした悪影響が見られるようになるかも知れない。

吉本幸記

最終更新:2/12(水) 7:00
リアルサウンド

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事