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横浜F・マリノスの未来は明るい。 トップと同じスタイルでユースが躍動

2/12(水) 6:00配信

webスポルティーバ

Jリーグの新たなシーズンの幕開けを告げるFUJI XEROX SUPER CUP。9人連続PK失敗という"珍事"も起こるなか、昨季天皇杯王者のヴィッセル神戸が、同J1王者の横浜F・マリノスを下して初優勝を遂げた。

【写真】横浜F・マリノス、リーグ連覇へ上々の船出

 最終的にPK決着で明暗が分かれる結果にはなったが、互いが3点ずつを取り合うシーソーゲームは、新シーズン最初の公式戦にしては質が高く、単純に見ていて面白い試合だった。両チームともに、今季J1で優勝争いに加われるだけの実力があると、示すことができたのではないだろうか。

 さて、そんな好ゲームの前座として行なわれたのが、NEXT GENERATION MATCH。日本サッカーの将来を担うユース年代の選手たちが出場したその試合で、"兄貴分"に負けず劣らずの戦いを見せたのが、横浜FMユースである。

 この試合、日本高校サッカー選抜(以下、高校選抜)と対戦した横浜FMユースは、3-2で勝利。試合終盤こそ、高校選抜の猛攻に押し込まれる時間もあったが、40分ハーフの試合全体を通じて、概ねボールを支配し、ゲームをコントロールしながらの勝利だった。

もちろん、横浜FMユースが日常的に活動しているクラブチームであるのに対し、高校選抜は、先の全国高校サッカー選手権大会が終了したあとに、各高校から選手が集められた、急造の選抜チームだという差はある。

 だが、その一方で、高校3年生がほとんどを占める高校選抜に対し、すでに新チームになっている横浜FMユースはすべて高校1、2年生。学年的に言えば、高校選抜のほうが"格上"である。

 それを考えれば、横浜FMユースが自らの実力を示す、価値ある勝利だったのは間違いないだろう。

 とはいえ、重要なのは試合結果ではない。勝敗以上に興味深かったのは、横浜FMユースの戦いぶり。それが、昨季J1を制したトップチームに通じるものだったからである。

 ピッチ上の選手たちが流動的にポジションを動かしながら、相手ディフェンスの間に立ってパスをつなぐ。テンポよくパスをつないで敵陣に攻め入り、もしボールを失っても、素早い攻守の切り替えですぐにボールを奪い返しにいく。そんな一連のプレーは、トップチームの戦いを見ているかのようだった。

 象徴的なのが、前半32分の先制ゴールである。

 GK寺門陸からパスを受けた右センターバックのDF木村恵風が、プレスに来た相手選手をうまくかわして縦にボールを持ち出すと、フリーで上がってきた右サイドバックのDF成田翔紀へパス。この時点で、右サイドでの数的優位を作り出した横浜FMユースは、成田から右サイドハーフのMF久保龍世へとつなぎ、最後は、ニアゾーンへ走り込んだトップ下のMF中村翼が久保からのパスを受け、得意の左足でシュートを決めた。

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最終更新:2/12(水) 6:00
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