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新型ウイルスの影響でスウォッチ グループが展示会中止 過剰反応か?それとも自己防衛か?

2/12(水) 9:00配信

WWD JAPAN.com

訪日外国人客減による免税売上高ダウンなど、日本のファッションビジネスにも深刻な影響を与えている新型コロナウイルスだが、時計業界も打撃を受けた。世界最大の時計企業であるスウォッチ グループ(SWATCH GROUP)が、3月4~6日の会期でスイス・チューリッヒで開催予定だった新作展示会「タイム・トゥ・ムーブ(TIME TO MOVE)2020」の中止を決めたのだ。同展示会では「ブレゲ(BREGUET)」「ハリー・ウィンストン(HARRY WINSTON)」「ブランパン(BLANCPAIN)」「ジャケ・ドロー(JAQUET DROZ)」「グラスヒュッテ・オリジナル(GLASHUETTE ORIGINAL)」「オメガ(OMEGA)」の同グループ上位6ブランドを世界中の時計バイヤーやプレス関係者に披露する予定だった。

【画像】新型ウイルスの影響でスウォッチ グループが展示会中止 過剰反応か?それとも自己防衛か?

開催までちょうど1カ月というタイミングでの決定に、時計バイヤーやプレス関係者からは困惑の声が上がった。「この状況では仕方ない」という反応の一方で、「過剰反応では?」という疑問や不満の声もある。ただ、過剰反応か否かは医学の専門家でも判断できない状況であり、来場者やスイス国内の安全を優先した決断なのだろう。

今回の展示会中止で、SARS(重症急性呼吸器症候群)の渦中にあった03年4月に開催された世界最大の時計・宝飾見本市「バーゼル・ワールド(BASEL WORLD)」を思い出したベテラン関係者も多いかもしれない。香港、中国、シンガポール、ベトナムの時計関連企業による展示は、そもそもバーゼルから離れたチューリヒの別会場で開催予定だったが、スイス連邦保健局の命令により開催わずか2日前に中止が決定された。それどころか見本市会場や空港でアジア人を見ると、露骨に距離を取ったり、中には罵倒してくる人もいた。見本市の主催者は多額の損害を受けたとして保健局を提訴したが、棄却された。

スウォッチ グループは高額な出展料や旧態依然とした運営体制への不満から、19年に「バーゼル・ワールド」への出展を中止した。この決定は、“バーゼルとジュネーブ、2大見本市※を舞台に新作を発表する”という、1989年から30年以上続いてきた時計業界の慣例を大きく揺るがし、見本市自体の意味や価値を問い直すきっかけとなった。日本のセイコーウオッチやカシオ計算機も「バーゼル・ワールド2020」への出展を中止した。

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最終更新:2/17(月) 14:44
WWD JAPAN.com

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