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野村克也が捕手として打ち立てた打撃記録はどれだけすごいのか?

2/13(木) 10:59配信

週刊ベースボールONLINE

 2020年2月11日、日本プロ野球史に偉大な足跡を残した野村克也氏が死去した。野村氏が現役時代に残した打撃記録は、捕手としてはいずれも金字塔と呼べるもの。その記録がいかにすごいものか、ほかの名捕手と呼ばれる選手の成績と比較してみた。

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阿部慎之助でも難しかった本塁打数

 野村氏の生涯通算成績は以下のとおり。

試合:3,017
打数:10,472
安打:2,901
本塁打:657
打点:1,988
犠飛:113
打率:.277

 通算打席・犠飛数は歴代1位、通算試合・安打・本塁打は歴代2位。最多本塁打のタイトルは8年連続を含む9回獲得。最多打点も7度獲得しており、まさに球史に残る強打者だった。

 捕手としての偉大な記録は、やはり三冠王に輝いたことだろう。野村氏が三冠王になった1963年以降、6人が三冠王になっているが、いずれもポジションは内野だ。そもそも捕手は肉体・精神の両方での負担が大きいため、打撃タイトルを取ることは難しいとされる。実際、NPB発足の1950年から現在までの70年間で打撃タイトルを獲得した捕手は5人しかおらず、三冠は野村氏のみ。捕手での三冠王はそれだけとんでもない記録なのだ。

 王貞治に次ぐ歴代2位の657本塁打も当然ながら捕手としては金字塔だ。近年では、強打が魅力の捕手として、現在巨人二軍監督である阿部慎之助(通算406本)が挙げられるが、平均本塁打数は野村氏が25.26本、阿部が21.36本と約4本もの差がある。

 阿部は入団10年目の2010年にキャリアハイの44本塁打を放っているが、仮に引退する2019年まで年間44本塁打を記録し続けていたとしても、通算本塁打数は644本。野村氏の657本には届かない計算になる。年間44本塁打を10年続けても届かないと考えると、そのすごさが分かるだろう。

 捕手の平均本塁打では、通算474本の田淵幸一が29.62本で野村氏を上回るが、田淵は一塁や指名打者での出場も多い(阿部も4年間は一塁にコンバートされていた)。一塁の守備がバッティングの負担にならないわけではないが、現役生活26年のうち22年間を正捕手としてプレーした野村と比べると、打つ方に専念できた時期も長かった。そう考えると、ブレーンとしてチームを引っ張りながら、自分の打席では快音を連発し続けた野村氏は「規格外の選手」だったのかもしれない。

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最終更新:2/13(木) 12:13
週刊ベースボールONLINE

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