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「ホンダはただの観光客」本田圭佑がいまだに正式契約を結んでいない理由、ボタフォゴの思惑とは?【現地発】

2/13(木) 19:24配信

SOCCER DIGEST Web

一刻も早く既成事実を作りたかった

 大きな注目を浴びる形で始まった本田圭佑とボタフォゴのストーリー。しかし、この物語は、明日、いや今日にでも終わってしまう可能性もある。

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 なぜならリオに来てそろそろ一週間が経とうとしているのに、なんと本田はまだボタフォゴとの正式な契約を交わしていないのだ。選手もチームも、互いに契約書にはサインをしていない。つまり、本田はまだ「ボタフォゴの選手」ではないということだ。

 鳴り物入りでやってきた元日本代表MFは、ブラジルの滞在ビザも労働ビザも持っていない。ブラジルの法律に照らし合わせれば、彼はただの観光客である。日本人がビザなしでブラジルに滞在できるのは90日間だ。

 一般的に労働ビザを取得するには少なくとも2、3週間はかかる。そしてこの滞在ビザと労働ビザがない限り、本田は正式にボタフォゴと契約を結ぶことができない。当然、試合には出場できない。今のところ、ゲストとして練習することしかできないのだ。
 
 契約をしていないので、もし本田が明日ブラジルを去っても、ボタフォゴは文句も言えないし、逆にクラブが本田のホテル代の支払いをストップしても、法的に何の問題もない。

 長くサッカージャーナリストをしているが、このように契約を交わす前に選手がやってくるのを見たのは初めてだ。通常はブラジルに来る前に、大使館などを通じて、ビザを申請し、取得するものだ。しかし、彼らはそのビザの発給を待てなかった。「正式な契約」を結ぶより早く、とにかく「既成事実」を作りたかったのである。

 そこには双方の思惑が見え隠れする。クラブ側は本田の獲得で、低迷するチームに不満を募らせているサポーターの気持ちを盛り上げたかったのだ。そして選手側は、おそらく東京オリンピックを見据えてコンディションを上げるために、一日も早くチームに入って練習をしたかったのだろう。
 
 もうひとつ「カネ」の問題もある。ボタフォゴが財政面で問題があるのは周知の事実。少なくとも8億レアル(約200億円)の借金があるとも言われている。

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最終更新:2/13(木) 22:05
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