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本田圭佑、ボタフォゴ移籍が決定。サポーターは果てなき夢を見る

2/14(金) 11:12配信

footballista

文 藤原清美

 2月7日、ボタフォゴに移籍した本田圭佑がブラジルに上陸した。本拠地リオデジャネイロの国際空港に到着した際には3000人のサポーターが熱狂的に出迎え、翌8日の本拠地「ニウトン・サントス・スタジアム」でのお披露目には1万3000人が集まった。

#本田さんボタフォゴに来て

 日本でも報道されている通り、そもそも今回の移籍を実現させたのはボタフォゴサポーターの力が大きかったと言える。彼らは移籍の可能性が浮上してからというもの、ソーシャルネットワークを生かして大きなムーブメントを起こしてきた。

 「#本田さんボタフォゴに来て」という日本語のハッシュタグを使ってTwitterに投稿すると、このハッシュタグがTwitterで世界のトレンド3位、ブラジルでは1位になる勢いを見せた。

 本田自身、ボタフォゴに来ることに関して入団会見で「簡単な決断ではなかった」としながら、「なぜここに来ようと思ったか。それはここのサポーターたちによるところが大きい。ソーシャルメディアやあらゆる方法でアクションを起こし、僕にコンタクトし、僕を待っていてくれた。(中略)サポーターの情熱が、僕にここでプレーすることを決めさせてくれたんだ」と、率直な思いと感動を語った。

フラメンゴ躍進の陰で苦悩の日々

 では、なぜボタフォゴのサポーターはこれほどまでに本田の加入を熱望したのか。まだ彼が移籍を決断する前、数人のサポーターに聞いた時の言葉が印象深い。

 「もっとボタフォゴとともに歓喜したい。ボタフォゴはもっと素晴らしいものであり、もっと熱狂できるものであるはずなんだ。もっとボタフォゴに注目してほしい。僕らはここにいる。僕らがボタフォゴを支える。それを見せたい。だから本田に来てほしい。夢に向けて一緒に戦ってほしい。みんなで戦うシンボルになってほしい」

 口々に出てくるそのような思いが、大きなムーブメントに発展した原動力だと思えた。

 ボタフォゴはここ数年、ブラジル全国選手権で中位に甘んじている。昨年は2部降格の危機に瀕し、最終的に20チーム中15位で1部に留まることができた状況だ。

 かたや、リオ4大クラブのライバルであるフラメンゴは昨年、リオ州選手権、ブラジル全国選手権、コパ・リベルタドーレスの3冠を達成し、クラブW杯にも出場した。連日、フラメンゴのゴールシーンや選手たちの力強いインタビューがメディアを賑わせる中、ボタフォゴ関連のニュースといえば、給料遅配が2カ月、3カ月……というネガティブなものが目立った。

 フラメンゴサポーターは、リベルタドーレス杯決勝に向かう日、優勝した日、そして凱旋帰国と、毎回、数百mにも渡って路上を埋め尽くし、メディアはW杯級の扱いで報道した。試合のたびに歓喜し、学校で、職場で、街のバールで、病院の待合室で、スーパーのレジの順番待ちで、ともかく至るところで賑やかに愛する選手たちのことを話していた。

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最終更新:2/14(金) 11:12
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