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20年落ち中古フェラーリの修理費は高くない!? 運命の修理費は一桁マン円!(連載:29歳、フェラーリを買う)

2/14(金) 21:13配信

GQ JAPAN

故障の原因はわずかな“時間差”!?

しかし、高橋工場長はいたって冷静だ。「コンピューターの故障とは考えにくいです。お時間は大丈夫でしょうか? 各所を調整いたします」と、述べる。

各所を調整するあいだ、併設されている認定中古車ショールームで、お茶を飲みつつ仕事をしていたが、心中は穏やかではない。 高橋工場長の言葉を信じたいものの、“万が一”という言葉もある。マンション購入を考えているボクとしては、出費は極力抑えたい。

約2時間後、高橋工場長が戻ってきた。

「お待たせしました。修理完了いたしましたのでご確認ください」

ホっとした。早速。リモコン・キーのスウィッチを押す。ちゃんと、閉まるではないか! もう1回押すと、今度はちゃんと開くではないか! これでようやく、愛車で外出出来る。

直らなかった原因は?

「運転席側のドアロック ユニットを交換した結果、(運転席側の)アクチュエーターの動きが早くなり、結果、これまでよりも早くロックがかかるようになりました。これに対し、助手席側のドアロックに要する時間が運転席側よりわずかばかり遅くなってしまった結果、コンピュータがエラーを起こし、ロックされませんでした」

もう少し詳しく訊くと、運転席側&助手席側のドアロックが、同タイミングでロックされ、かつ同タイミングでコンピューターに信号が送信されないとロックが掛からないそうだ。

ちなみに、ロック機構を制御するコンピューターが故障すると、盗難防止システムが作動し、エンジンが掛からなくなるそうだ。ボクの360モデナは普通にエンジンが掛かる。だから、高橋工場長は、“コンピューターの故障ではない”と、判断したという。

約2時間の作業によって、運転席側&助手席側のドアロックが同時に閉まるよう、金属ケーブルの動きなどを微調整したそうだ。そういえば、待っていたとき、ピットからなんどもリモコン・キーの作動音が聞こえたが、あれは、微調整→確認→微調整→確認を繰り返していたからという。

今回の修理費は7万5350円。ドアロック ユニットが3万1350円、工賃が4万4000円だった。ちなみに、某ドイツ製高級ブランドの場合、おなじような修理をすると、修理費は約5万円前後になるとのこと。

やはり、フェラーリだからといって、整備代がべらぼうに高いというわけではないのだ。

文・稲垣邦康(GQ) 写真・安井宏充(Weekend.)

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最終更新:2/14(金) 21:54
GQ JAPAN

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