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新型肺炎で有名になってしまった「武漢」、ふだんはどんなところ?

2/14(金) 17:00配信

文春オンライン

 新型コロナウイルスによる肺炎の発生源として有名になってしまった中国の武漢。武漢の地名は日々ニュースで耳にすれども、北京や上海のような超大型都市と違い日本人にとって知名度は高くない。しかし、小説『三国志』(吉川英治著)、テレビ番組『人形劇 三国志』(NHK)、漫画『三国志』(横山光輝著)、歴史シミュレーションゲーム『三國志』シリーズ(コーエーテクモゲームス)、映画『レッドクリフ』などなど、数々の大ヒット作の舞台といえばお分かりだろうか?

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 本記事では報道で見られる新型コロナウイルスに襲われた武漢ではなく、平時の武漢をご紹介しよう。

武漢ってどんなところ?

 日本で武漢は「ぶかん」と呼ばれているが、中国語では「ウーハン」と読む。日本のニュースにおいて中国の地名は日本語読みが用いられることがあり、他にも大連(だいれん/ダーリェン)、西安(せいあん/シーアン)、広州(こうしゅう/グァンジョウ)、重慶(じゅうけい/チョンチン)、成都(せいと/チェンドゥ)などがある。もちろん中国で日本語読みは通じない。

 武漢市は中国内陸部に位置する人口1108万人(2018年時点)の大都市で、1926年に漢口・武昌・漢陽が合併し3地域の頭文字「武」「漢」を取って命名された比較的新しい地名だ。ホンダやルノーといった大手自動車メーカーが数多く進出している。

 日本から武漢へはANA、中国東方航空、中国南方航空、吉祥航空、春秋航空日本が直行便を運航している。フライト時間はおよそ5時間。ただし2020年1月23日以降は新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため武漢天河国際空港は閉鎖されており、武漢発着フライトはすべて欠航となっている。

武漢は観光地が少ない?

 素晴らしい世界遺産や観光名所が数多く存在する中国は、旅行者にとって最高に魅力的な国だ。ところが武漢に限ると目立った観光名所がない。中国人にすら「何しに武漢に行くの?」と聞かれるほど見どころに乏しい。

 敢えて観光地を挙げるとしたら、武漢のランドマーク『黄鶴楼』がある。呉の孫権が西暦223年に物見やぐらとして最初に建てたと言われている。しかし何度も焼失しては再建し、さらに武漢長江大橋を建造するため元の場所から移転していることもあり、三国志の聖地としてのありがたみには欠ける。

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最終更新:2/14(金) 18:15
文春オンライン

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