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バルサと資金の差は10分の1以下。 それでも3位ヘタフェが強い理由

2/14(金) 6:30配信

webスポルティーバ

リーガ・エスパニョーラをヘタフェが席巻している。第23節終了現在で3位。首位レアル・マドリード、2位バルセロナに食らいつき、アトレティコ・マドリード(4位)を見下ろす。称賛すべき快挙と言えるだろう。

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 直近の第23節バレンシア戦では、息を呑む強さを見せた。本拠地の声援を受けたヘタフェは、局地戦の強度で完全に勝って、カウンターでは鋭く敵陣に殺到。その精強さで試合を牛耳って、ボールを渡さない。58分に先制点を奪った時間も、彼らがパスを回していた。ホルヘ・モリーナがくさびで受け、ハイメ・マタが裏に走ってシュート。GKがはじいたボールをモリーナが押し込んだ。

"蒼いグラディエーター"と言われる選手たちは、雄壮だった。2点目を奪った後、ラフプレーに逃げた相手を退場で10人にし、ダメ押しの3点目を決め、凱歌をあげた。

 ヘタフェは首都マドリード郊外のクラブだが、規模は小さく、本拠地アルフォンソ・ペレスの収容人数も1万7000人と多くはない。必然的に、その戦力は限られている。(クラブの収入に応じてリーガ・エスパニョーラが使用可能額の限度を設定する)サラリーキャップは昨年から飛躍的に上がったが、それでも5800万ユーロ(約69億円)。これはリーガ12番目で、1位バルセロナの6億7100万ユーロ(約800億円)と比べると、10分の1以下という数字である。

なぜ、ヘタフェは強さを誇っているのか?

 2000年代前半まで、ヘタフェは2部を主戦場にしていた。2003-04シーズンに1部昇格を果たしたものの、目標は常に残留だった。そして2015-16シーズン、とうとうフアン・エスナイデル監督のもとで2部に転落した。

 しかし、これを境に彼らは生まれ変わる。

 2016-17シーズン、エスナイデルに代わって(第8節から)指揮をとったホセ・ボルダラス監督が、チームを急旋回。手堅い守備を植え付け、カウンターを組み入れ、一気にチームを好転させた。しぶとくプレーオフを勝ち抜き、1部に復帰。そして2017-18シーズンは8位、2018-19シーズンは5位と、確実に順位を上げてきた。

 今シーズンの台頭もフロックではない。ヨーロッパリーグでも決勝トーナメントに勝ち上がっている。

 ヘタフェを劇的に変えたのは、ボルダラス監督だ。

「ボルダラスは時代の先を行っている。サッカーはテクニックと戦術だが、まずはフィジカルとメンタル。その後者において、彼は最高の指導者。別のチームに変えることができる」(ヘタフェのフィジカルコーチ、ハビエル・ビダル)

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最終更新:2/14(金) 6:30
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