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山本太郎/「消費税ゼロ」で日本は甦る〈消費税廃止の財源27兆円はこうすれば生み出せる〉――文藝春秋特選記事【全文公開】

2/14(金) 6:00配信 有料

文春オンライン

山本太郎氏 (c)文藝春秋

「れいわ新選組」が2議席を獲得した参院選から半年近くが経ちました。選挙中の熱狂は凄かったとよく言われますが、今が最も勢いがあると思っています。私は参院選の後、北海道から沖縄まで全国を回っていますが、演説会でも「私も話したい」と手を挙げる人がどんどん増えている。そこで気になるのは、どこに行っても、「こんな国、どうせ良くなるわけないだろ」と自暴自棄な言葉を吐く人がいること。でも、話を聞いていくと、「奨学金だけでも何とかしてくれ」と言われたりする。それほどしんどい思いをしてきたのだな、と受け止めています。

 みんな本当に苦しんでいる。子どもの7人に1人、高齢者の5人に1人、一人暮らしの女性の3人に1人が貧困状態にあります。日本は今、生きていくのに、全く希望が持てない社会なのです。結果、毎年2万人以上が自殺し、50万人以上が自殺未遂をしている。そんな地獄のような世の中はもう終わりにしたい。

 この数字を見て下さい。厚労省の国民生活基礎調査によれば、「生活が苦しい」と感じている人の割合は、全世帯の57・7%(2018年)、母子家庭に限れば82・7%(16年大規模調査)に及びます。日本銀行の家計の金融行動に関する世論調査(17年度)によれば、一人暮らしの貯蓄ゼロ世帯は、20代で61%、30代で40%、40代で45%にも上る。

 ここから分かることは二つあります。一つは、家庭を持つどころか、一人で生きるだけで精一杯の人が大勢いるということ。当然、少子化はもっと加速していきます。もう一つは、貯蓄ゼロ世帯の20代から40代の人たちもいずれ高齢者になるわけですが、金融庁の報告書にあったように、老後までに2000万円を貯めておくことなど、とても不可能だということ。彼らはこの先、どうなるか。今のままだと野垂れ死ぬしかありません。 本文:10,351文字 写真:4枚 全国を遊説中 (c)共同通信社 プロジェクターを使って解説 (c)文藝春秋 (c)文藝春秋

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山本 太郎/文藝春秋 2020年3月号

最終更新:2/14(金) 6:00
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