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70歳で緊張の映画初主演 志村けんが意識する“永遠の宿敵”いかりや長介

2/16(日) 17:00配信

文春オンライン

 12月公開の松竹映画100周年記念作「キネマの神様」に、志村けん(69)が主演することが発表された。

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 志村は、1970年代の“ドリフ映画”を除けば、「鉄道員(ぽっぽや)」(99年)以来、21年ぶり2度目の映画出演。主演は初だ。「緊張感と不安を感じつつも撮影に入るのをとても楽しみにしています」と闘志を燃やしているという。

 監督は巨匠・山田洋次(88)。“2人1役”のW主演に菅田将暉(26)。他の出演者として永野芽郁(20)らの名も発表された。

「“映画”と“家族”をテーマにした作品で、志村はギャンブル好きのダメ親父役。イメージ的にはぴったりですが、松竹の年末作品といえば昨年は『寅さん』新作。その枠を任されたわけだから、志村が緊張するのも無理はない」(映画記者)

 現在、志村のテレビ出演は「天才! 志村どうぶつ園」などレギュラー2本に、「バカ殿様」など不定期の特番。映画出演の背景にはこんな見方もある。

「後輩の面倒見のいい志村は、ダチョウ倶楽部や“腰元タレント”を率いてバカ殿様を続けている。千鳥やサンドウィッチマンらをゲストに招いて頑張ってはいるが、どうしてもマンネリに陥りがち。健康面でも、酒や夜遊びは以前より控え目にしているとはいえ、4年前に肺炎、昨年9月には文春が報じた『緊急搬送』と、高齢でのオーバーワークの影響は少なからずある。志村にとって新分野で、じっくり取り組める映画が合っている、という判断もあるはず」(芸能デスク)

志村が意識する“リーダー”の成功

 喜劇役者不足という邦画界の事情も影響しているという。かつては森繁久彌、クレージーキャッツ、渥美清らに大衆は沸いた。

「しかし近年、大物喜劇役者と呼べるのは伊東四朗(82)くらい。必然的に喜劇映画も衰退気味。そんな中、試行錯誤しながら喜劇や家族映画を撮ってきた山田監督が今回、志村に白羽の矢を立てた。山田監督は志村の演者としての資質を買っており、志村も山田監督の作品を愛好。監督直々のオファーを千載一遇のチャンスと捉えたのでしょう」(前出・映画記者)

 ザ・ドリフターズのリーダー、いかりや長介も後半生は俳優を本業とし、シリアスからコメディーまでこなす名優と評された。

「ドリフのギャラ配分で強く不満を抱いていた志村にとって、長さんはボスにして“永遠の宿敵”。志村は4月期のNHK朝ドラへの出演も囁かれており、古希を目前に俳優として腰を上げたのは、当然、リーダーの成功例を強く意識しているはず」(前出・芸能デスク)

 俳優やっても、だいじょうぶだぁ。

「週刊文春」編集部/週刊文春 2020年2月13日号

最終更新:2/16(日) 17:00
文春オンライン

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