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ロッテ「全面禁煙」、巨人「原監督に隠れて喫煙」……プロ野球とタバコの煙たい関係

2/16(日) 6:00配信

文春オンライン

 ロッテが今季から日本球界初となる“全面禁煙”を導入。全選手、首脳陣、スタッフが対象となり、勤務時間中は球場施設内でタバコが吸えなくなった。

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「ロッテは佐々木朗希投手が入ったことで、マスコミ露出が激増している。将来の日本球界の宝を『クリーンな環境で育てます』というイメージ戦略でもありますね」(スポーツ紙デスク)

 いまだに喫煙者の多い球界で、最初に禁煙に取り組み始めたのはDeNAだ。

「12年以降の入団選手に禁煙が義務付けられるなど部分的でしたが、『そんなの自由だろ』と球界内では批判的な声が多かった。しかし世間の禁煙化が進み、今回は『時代なのかなぁ』という反応です」(同前)

 球界で“禁煙推進派”の急先鋒といえば、巨人の原辰徳監督。昨季は4番候補の岡本和真に禁煙を迫った。

「原さんは超の付くヘビースモーカーだったのに、止めたら急に風紀委員長になった(笑)。もっとも、主力にはなかなか言えないみたいですよ」(ベテラン記者)

 槍玉に挙げられた岡本は、「マスコミ側が忖度して彼が禁煙したように報じましたが、いやいや。今のキャンプ中も、囲み取材しようとすると『1本吸ってからでいいですか?』ですから(笑)」(同前)

 他の巨人の選手は監督に喫煙現場が見つからぬよう、コソコソしているという。

「坂本勇人は東京ドーム内では吸わず、自分の車の中で吸うとか。二軍監督になった阿部慎之助も以前はパカパカ吸ってましたけど、最近は目につくところでは止めてますね」(同前)

なぜ球界には喫煙者が多いのか?

 チームによって喫煙事情は異なる。主力に喫煙者が多い中日は、ヤクルト戦で神宮球場に遠征してきた際、「みんな外の喫煙所で車座になって吸ってました(笑)」(ヤクルト担当記者)

 楽天が東京ドームで試合をしたときは、「記者が喫煙スペースに行くと、必ず石井一久GMがいたものです」(前出・デスク)

 西武は数少ない非喫煙者だった秋山翔吾が抜け、辻発彦監督やスタメンのほとんどが喫煙者となった。

「球界に喫煙者が多いのは、インターバルが多く、肺で勝負するスポーツじゃないからと言われてます。何度も盗塁王になった元阪神の赤星憲広さんも喫煙者でしたからね。だけどメジャーリーガーに喫煙者はほとんどいません。日本球界独特の文化なんですよ」

 こう語るベテランの阪神番記者によると、甲子園の観客席、記者席が禁煙になった後、江夏豊さんだけはタバコを吸っていたが、誰も注意できなかったとか。そんな“伝説”も過去の話。

 ロッテの全面禁煙は、球界の“お口の恋人”にはガムを、という提案なのかも。

「週刊文春」編集部/週刊文春

最終更新:2/16(日) 11:30
文春オンライン

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