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地味に快挙!テレ東ドラマBiz『病院の治しかた』大健闘の裏側

2/17(月) 16:02配信

FRIDAY

全国160万台のネット接続テレビの視聴実態を調べるインテージ「Media gauge」のデータによれば、初回を途中で見るのをやめた人はあまりいない。それどころか、途中からの流入者がたくさんいて、番組は後半で1割強も接触率を上げている(図2)。

◆2~4話も安定

2話では、「経営のプロ」としてメインバンクから倉嶋亮介(高嶋政伸)が出向してきた。
早速人件費抑制の議論が始まるが、医師たちから猛反発を受ける。しかも容赦のないリストラを危惧した看護師たちが、集団で辞職してしまった。

これを受けた3話。
看護師確保のため、「転職者フェア」に参加。修平の妻(小西真奈美)の機転で、看護師10人の中途採用に漕ぎ付けた。
次に修平は、24時間365日稼働する救急医療体制を作ろうとする。出向の倉嶋も、銀行を辞め病院に骨を埋める覚悟を決めた。そして救急医療体制の拡充による増収路線に賛成した。
ところが小児科の医師が、辞めてしまった。

人員不足に陥った病院は、4話で産科のリニューアルと救急医療のER化で、敢えて1年は赤字を覚悟し、次に備える道を選んだ。ところがその次の路線をめぐり、遂に倉嶋と修平が衝突する。

こうした一難去ってまた一難という展開は、視聴者を引き込む。
インテージによれば、どの回も途中で脱落する視聴者は少なく、接触率は維持あるいは微増で推移している。
企業・銀行・スーパー・商社などを舞台としたこれまでの作品と比べ、視聴者が増えた理由はこの辺りにありそうだ。

視聴者層の広がり

例えば、これまで最も視聴率の良かった『ハラスメントゲーム』と比較してみよう。
セクハラ・パワハラなど、今の時流を捉えたドラマで、経営者・会社員・1層(男女20~34歳)までの若年層によく見られた(図3)。

一方『病院の治しかた』は、中高年・主婦・年金暮らしの無職などの層に見られた。
地域の病院が存続できるかどうかは、こうした人々に切実な問題だ。これが世帯視聴率の差に直結したようだ。

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最終更新:2/17(月) 18:04
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