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JR山手線の“終着駅”はどこ? 「一番地味だったあの駅」はいかに“3倍”成長したか

2/17(月) 6:00配信

文春オンライン

 今年は山手線が注目を集める年になりそうだ。何しろ、山手線にとってはおよそ半世紀ぶりの新駅、高輪ゲートウェイ駅が誕生するのだ。開業予定は3月14日。きっとあちこちで話題になることだろう。

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では、山手線の終着駅はどこ?

 で、ここで問題である。山手線の終着駅、終点はいったいどこなのか。ぐるぐると回り続けているから終点なんてありゃしない。そういう意見もごもっとも。いささかヘリクツの嫌いもあるが、山手線は正式には品川~新宿~田端間だけを指すから(田端~品川間は東北本線・東海道本線への乗り入れという形だ)、終点は田端だという意見もありそうだ。

 また、山手線の各駅につけられている駅ナンバリングを見ると、東京駅を「JY01」として上野方面に向かって数字を増やしていく。その視点でいうなら、終点は数字が最も大きくなる有楽町駅ということになる。

 とまあ、このようにいくつかの意見がありそうな山手線の終着駅。ただ、車両という観点で見ると答えはひとつだ。

 山手線の車両は、すべて大井町にある東京総合車両センターの所属。留置線という意味では池袋にもあるが山手線の車両が帰る家は東京総合車両センターなのだ。そしてそこに通じている駅が大崎駅だ。

 実際、山手線には環状運転をする内回り・外回りだけでなくときどき「大崎行」の電車が走っている(他に池袋行・品川行もある)。新宿駅を午前1時ちょうどに発車する内回りの最終電車の行き先も、大崎である。つまり、車両たちが仕事を終えて帰っていく大崎駅こそ、山手線の終着駅であると言える。

大崎駅、いったいどんな駅なのか?

 そこで今回は大崎駅を訪れた。いったいどんな駅なのか……とわざわざ振りかぶるまでもなく知っている人も多いだろう。大崎駅、山手線でいちばんの“急成長”を見せている駅である。駅の周りにはどデカくも立派なビルがいくつも建っていて、通勤時間ともなればたくさんの人たちが改札の前の陸橋(夢さん橋というらしい)を行き交っている。行き交うというよりは朝は駅から周囲のオフィスビルへ、夕方は改札の中へと一目散に歩いていく。

 駅のコンコースも広々としていて、たくさんのお客をさばくのに充分なスペース。改札口は北と南それぞれにあるが、どちらも構内の通路でつながっている。ひとつ注文をつけるとすれば、南改札口を入ってすぐに山手線に乗ろうとすると、ホームに通じているのはエスカレーター1本。おかげで夕方のラッシュ時ともなると長蛇の列ができてしまってすぐにホームに行くこともできない。北改札口側に行けば階段もあるのだが、この動線はどうにかならないものだろうか。

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最終更新:2/17(月) 9:24
文春オンライン

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