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「トランプ政権の通商政策は的外れ」 お金のプロが語る世界経済の行く末

2/17(月) 6:30配信

Book Bang

アメリカの経済は盤石ではないのに、なぜドルは今でも世界最強の通貨として君臨しているのか? 世界第2の経済大国となった中国の通貨・人民元はさらに強大になるのか? フェイスブックが推し進める仮想通貨・リブラは本当に実現するのか? 世界経済の仕組みと未来をわかりやすく解説した『ドル・人民元・リブラ 通貨でわかる世界経済』を著した「お金(通貨)のプロ」中條誠一・中央大学名誉教授が、自著について語った。

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 誰しもが、お金は欲しいと思うだろう。お金があれば、好きな物が買えるし、大概の欲望は満たすことができるからだ。とはいえ、お金そのもので満足(効用)を覚えているわけではなく、それで買うことができる物やサービスによってである。あくまでも、お金の本来の役割はそれらの取引をスムーズにすることにあった。経済を物とお金という二面で見れば、お金は経済の潤滑油であり、脇役といえよう。

 ところが、そのお金が今や主役に躍り出た感がある。そのお金(商業資本)が新たな産業を育成すべく、合理的に投資されていくのならば望ましい。しかし、世界的に金余りの今日では、お金がお金を生む投機にまわされることが多くなっており、経済がカジノ化し、不安定化してしまっている。そうした今日の世界経済の動きは、主要なお金(通貨)を見ずして語ることができないといっても過言ではない。

 物の世界では地位が後退しながら、お金の世界では覇権を握り続けるアメリカ。それ故に、基軸通貨国として法外な特権を享受してきたが、そのツケともいうべき貿易収支赤字、対外債務の累増が無視できない状況になってきている。ようやく、トランプ政権は対応に乗り出すも、経済音痴の大統領の通商政策は的外れ。正道を行く政策によって、ドルを安定化することを強く望みたい。

 世界経済の安定化のためには、ドルに対抗できる基軸通貨が不可欠である。そうした期待を担って登場したユーロであるが、経済格差の大きい国まで仲間に加えたため、危機まで引き起こしてしまった。

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最終更新:2/17(月) 6:30
Book Bang

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