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福田正博が2020年のJ1を展望。上位争いに加わる注目クラブは?

2/17(月) 5:45配信

webスポルティーバ

福田正博 フットボール原論■今シーズンのJリーグがまもなく開幕する。各チームが補強や体制刷新を進めるなか、注目クラブはどこなのか。元日本代表の福田正博氏が新シーズンの展望を語った。 J1は今季、昇格組の横浜FCと柏レイソルを含めた18クラブのうち、3クラブが新監督を迎えてリーグ戦に臨む。

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 鹿島アントラーズはザーゴ新監督が就任。ベガルタ仙台は、昨季までモンテディオ山形を指揮していた木山隆之監督を招聘した。清水エスパルスは、横浜F・マリノスでコーチを務めたピーター・クラモフスキー監督が指揮を執る。

 この3クラブは新たな戦術やシステムを取り入れることになると思うが、その一方で首脳陣の顔ぶれがほぼ変わらないクラブは、新戦力をチームに融合させながら、これまで築いてきたスタイルを熟成させていけるかがポイントになる。

 同一指揮官のもとであってもスタイルは普遍的なものではなく、日々進化と変化を遂げていくものだ。わかりやすいケースが、ジョゼップ・グアルディオラ監督だろう。彼は現在、マンチェスター・シティを指揮しているが、そのスタイルはバルセロナ時代、バイエルン時代と同じではない。基盤となる部分は変わらないものの、常に戦術に手を加えながら戦っている。チームにいる選手の能力や状態、相手チームとの兼ね合いのなかで、勝つために適応を続けているということだ。

前シーズンにどれだけ好成績を残そうとも、翌シーズンに同様の結果を残せる保証はない。相手に研究され、対策を練られる。変化を恐れて歩みを止めた瞬間、転落が始まる。それがプロの世界だ。

 そうした点で、横浜FMのアンジェ・ポステコグルー監督に注目している。就任1年目となった2018年シーズンは極端なハイライン・ハイプレスを敷いたものの、攻守のバランスがとれず12位。昨シーズンは当初1ボランチの布陣で戦ったが、故障者が続出した影響もあり2ボランチに変更すると、攻撃力はそのままに守備が安定して15年ぶりの優勝を引き寄せた。

 状況に応じた柔軟な選手起用や戦い方のできるポステコグルー監督が、今季は2連覇を狙いながらACLも戦う。試合数が増えるなか、ハイライン・ハイプレスのスタイルを継続するには、ローテーションをしながら選手のコンディションを維持することが重要になるため、水沼宏太らの戦力補強を行なって選手層を厚くしている。ポステコグルー監督がどのような選手起用をしていくのか、しっかり見ていきたい。

 王者の横浜FMを追う一番手は、川崎フロンターレと見ている。今季はACLがないため、国内のタイトルに集中できることが、彼らにとって有利に働くはずだ。ただし、川崎はスタイルを変化・発展させる時期を迎えていると感じる。昨シーズンまでは風間八宏前監督が築いたパスワークで相手を崩すスタイルに、鬼木達監督の戦術を融合させながら戦ってきた。

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最終更新:2/17(月) 5:45
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