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復活、水の名門日大 精鋭そろい五輪も視野に

2/18(火) 12:30配信

オーヴォ

 2019年、日本学生水泳選手権(インカレ)で12年ぶりに男子総合優勝を遂げたのが日大。95回を数える歴史ある大会で37度目となる総合制覇で、31度の早大とともに長く日本の水泳界を支えてきた。戦後まもなく自由形中長距 離で世界記録を連発し「フジヤマのトビウオ」と呼ばれ国民的ヒーローとなった古橋広之進(元日本オリンピック委員会会長、故人)をはじめ、数多くの名選手を輩出してきた名門。インカレ制覇で古豪復活にとどまらず、各選手は今夏の東 京オリンピック出場を目指し代表選考会の日本選手権(4月)に備えている。

▽100M平狙う塩入

 シーズン開幕を告げるコナミ・オープンが2月15、16の両日、東京都の辰巳国際水泳場で行われた。オフの泳ぎ込みの成果を試す大会で、男子50メート ル平泳ぎの塩入龍斗(松商学園出、3年)女子100メートルバタフライの長谷川涼香(淑徳巣鴨高出、所属は東京ドーム、2年)が優勝。男子200メートル メドレーリレーも制した。主将の塩入は、有力選手が多数存在する平泳ぎで、50メートルではトップを争う。27秒58のタイムに「シーズン初めから精いっ ぱい力を出せたが、本当は日本記録(26秒94)を狙っていた」と手応えを感じつつも、悔しさが残る様子。200メートルは渡辺一平(トヨタ自動車)、小関也朱篤(ミキハウス)、佐藤翔馬(東京SC)と世界レベルのライバルがひ しめくため、狙いは100メートルだ。最大の武器はスプリント。「何とか(スピードを)100メートルにつなげられるように練習したい。4月にいい勝負ができれば」と意気込みを話した。

▽長谷川、池江と競演へ

 2016年リオデジャネイロ・オリンピック代表だった長谷川は、既に大舞台を踏んでいるだけに余裕が漂う。優勝タイムは自己ベストの58秒30。高校時 代に出した記録を5年ぶりに更新し「まさか出るとは」とうれしい驚き。自分で 感じている以上に仕上がりは順調のようだ。3月上旬に、もう1大会に出場し、 その後は日本選手権に向け合宿を張る。「常に自己ベストを目指すことが重要。 その先にオリンピックがあると思う」と自然体で臨む。シーズン前半の目標がオ リンピックなら、後半には復帰した高校の1年後輩でもある池江璃花子との〝競演〟 が楽しみという。「10月のインカレで璃花子とリレーを組みたい。男子に負け ず、女子もインカレで優勝したい」と、半世紀以上遠ざかっている総合制覇に夢 を膨らませる。

 今季はやや調整が遅れているものの、男子自由形には昨年の世界選手権代表に 選ばれた吉田啓祐(日大豊山高出、1年)もいる。1500メートル自由形で1 5分24秒94で2位に入った尾崎健太(東京立正高出、2年)は「早くも自己 ベストが出た。4月に代表を争うにはまだまだのレベルだが、チーム内にライバ ルも多く切磋琢磨していきたい」と話す。こうした緊張感が古豪に新たなエネル ギーを生む。

最終更新:2/18(火) 12:30
オーヴォ

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