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亜鉛を摂取すると風邪が早く治りやすくなる|実験結果

2/18(火) 20:01配信

ライフハッカー[日本版]

風邪が治るまでに個人差はありますが、(持病などがない健康体であれば)だいたい1週間ぐらいかかりますよね。

でも、仕事や学校があるとそんなには休めない。そんな時のセルフケア対策に参考になる研究結果が発表されました。

風邪には、亜鉛が効くらしい

風邪が治るまでの時間を短縮するには、亜鉛が効くそうです。

亜鉛と免疫系の関係を長年研究してきたアナンダ・プラサッド医師は、ミシガン大学のフィッツジェラルド教授と協力して、デトロイトである実験をしました。

被験者には亜鉛入りののど飴か偽薬ののど飴が与えられ、亜鉛を摂取した人はそうでない人より風邪の治りが2、3日早かったことが判明したのです。フィッツジェラルド教授はその結果に驚いたと語っています。

亜鉛を含む食品は?

亜鉛を多く含む食品には魚介類、肉類、藻類、野菜類、豆類、種実類があります。

特にかき(養殖/生)には100gあたり14.5mgと亜鉛が多く含まれるほか、うなぎの蒲焼100g(1串)には2.7mg、豚・肝臓生100gあたり6.9mgと魚介類や肉類に亜鉛が多く含まれています。

「健康長寿ネット」より引用

亜鉛といえば、貝類、特にかきに多く含まれています。

他には、肉類、カニ・エビ、ナッツ類、チーズなどがあります。亜鉛を含む食品はたくさんあるようなので、摂取するのは難しくなさそうです。

具体的な数値は、健康長寿ネット(亜鉛の働きと1日の摂取量)を参考に。

亜鉛サプリの成分には要注意

NPRでは、ヘルシンキ大学のHemilä教授が2017年に発表したメタ分析の結果を取り上げています。

(ヘルシンキ大学のメタ分析では)風邪のひき始めに1日80mgから92mgの亜鉛を摂取することで、風邪の期間を33%短縮できたと結論づけています。

この研究では、亜鉛でもzinc acetate(酢酸亜鉛)や zinc gluconate(グルコン酸亜鉛)の効果が高いことが判明。また、1日の摂取量を100mg以上に増やしても効き目が強まることは証明されなかったとのことでした。

「NPR」より引用翻訳

Hemilä教授はまた、市販のサプリやのど飴にはいろいろな成分が混ざっていて効率よく亜鉛を摂れないこともあると述べています。

たとえば、亜鉛をクエン酸と一緒に摂ると、クエン酸が結合して亜鉛が放出されないのだとか。

厚生労働省の日本人の食事摂取基準(2015年版)によると、1日の推奨量(ほとんどの人が充足している量)は、男性が10mg、女性が8mg。そして耐容上限量(過剰摂取による健康障害を回避する量)は男性45mg、女性35mgとなっています。

ヘルシンキ大学のメタ分析の摂取量は、その基準をかなり上回っており、また摂れば摂るほど良いというわけではなく、摂り過ぎによる悪影響もあります。

となると、成分が気になるサプリよりも、亜鉛の多い食材を積極的に取り入れて免疫力アップを目指すのがベストのようです。

Source: 健康長寿ネット,NPR

Reference: 厚生労働省 日本人の食事摂取基準(2015 年版)(PDF/※P.2 摂取量の定義、P.35 亜鉛の数値を掲載),healthline

Image: Shutterstock

ぬえよしこ

最終更新:2/18(火) 20:01
ライフハッカー[日本版]

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