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“春の青”の花束は、早春の空気を思わせるような爽やかさ

2/18(火) 6:20配信

家庭画報.com

〈藤野幸信さん 365日の贈り花ダイアリー〉

広島市にある花店「fleurs tremolo」(フルール トレモロ)のオーナー 藤野幸信さんが手がけたブーケやアレンジメントで綴る365日の花日記。贈り花のある、素敵な暮らしのヒントをお届けします。

春の青を束ねて奥さまの誕生日に贈る

ご主人から奥さまへ、誕生日の贈り花です。奥さまは青い花がお好きと伺い、さわやかな早春の空気を思わせるような青を集めたブーケにしようと考えました。

アネモネ、ニゲラ、ギリア レプタンサ、染めのスイートピーとマトリカリアと5種のブルー系を揃え、アクセントに淡い青紫が美しいリューココリーネを加えました。

リューココリーネは、春に咲くユリ科の球根で、ちょうど2月~3月が出回りピークです。すっきりした花形が美しいだけでなく、甘い香りがするのも魅力です。

今回は千葉県茂原市の老舗の球根農家「三宅花卉園」さんから取り寄せました。「三宅花卉園」さんのリューココリーネはクオリティがとても高いのですが、限られた数量しか生産がないため、毎年必ずタイミングを逃さないようにオーダーしています。

同色系でまとめると立体感がなくなりがちですが、今回のブルーは微妙にニュアンスが異なっていて、花形もさまざまなので、深みのある表情に仕上がったと思います。

まだまだ寒い2月の、それでも春の訪れを期待させる清々しい空気を感じていだたけたらいいなと思います。

【使用花材】

アネモネ ミストラルラベンダーシェード
ニゲラ ミスジーキル
ギリア レプタンサ
スイートピー アッシュブルー(染め)
マトリカリア ブルーワンダー(染め)
リューココリーネ ファンタジー
ラナンキュラス ポムロール
スペアミント

贈り花のヒント

ニゲラは秋から出回っていますが、年明けから流通量がぐんと増えてきます。いちばん出回るのがミスジーキルという品種で、さわやかなブルーや白、そして愛らしいピンクがあります。

花弁に見える部分はじつは萼片(がくへん)で、花のまわりを包んでいる緑色の糸状のものは苞(ほう)です。この苞がとても魅力的で、ニゲラを加えただけで緑色もよい具合に入り、ブーケやアレンジがナチュラルな雰囲気になります。

この時期にナチュラルな贈り花をしたいと思ったら、ぜひニゲラを使ってみてください。繊細な花は優しいだけでなく、大人っぽい表情もあります。

●藤野幸信/Yukinobu Fujino
広島駅から少し離れた段原の骨董通りにある「fleurs tremolo」(フルール トレモロ)オーナー。広島大学大学院理学研究科生物科学専攻を卒業後、花の道に進んだ異色の経歴。

写真/藤野幸信 編集協力/高梨さゆみ

最終更新:2/18(火) 6:20
家庭画報.com

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