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失神した選手に体を投げ出して… レフェリーの“神判断”に称賛「否定する者いない」

2/18(火) 15:03配信

THE ANSWER

失神した選手の頭部を守ったレフェリーが注目浴びる

 タイ発祥の格闘技「ムエタイ」で生まれた衝撃シーンが話題を呼んでいる。タイの選手がヒジ打ちをもろに食らい、失神してリングに倒れたのだがレフェリーの咄嗟の判断で後頭部の強打を免れたのだ。英公共放送BBCが実際のシーンを動画付きで公開。海外メディアでも「体を投げ出し救った」「否定する者は誰もいない」などとレフェリーへの称賛が伝えられている。

【動画】もしレフェリーがいなかったら… 海外メディア称賛、ムエタイの試合中に失神した選手を守る“神判断”の一部始終

 KOの衝撃以上に、レフェリーの見事な判断にも注目が集まっている。先週末にカンボジアで行われたムエタイの試合での一幕だ。第2ラウンド、タイ人ファイター、ネイマール・パエミンバリーは、カンボジア人選手ソー・ソラバサナの右ひじを顎にもろにくらった。

 これで意識を失ったパエミンバリーは棒立ちのまま後ろへ倒れた。すると次の瞬間だ。近くで試合を裁いていたレフェリーも、間髪入れずに倒れ込み咄嗟に右腕を伸ばしてパエミンバリーの頭部を守ったのだ。もし頭部をキャンバスに打ち付けていたならば……さらなる負傷に繋がっていた可能性もあるだけに、レフェリーとしては異例の行動だったが、間違いなく好判断だった。

 ロシア放送局「ロシア・トゥデー」は「KOされたファイター、レフェリーの咄嗟の判断で後頭部強打を免れる」と見出しを打った記事で、レフェリーを称賛している。

「ムエタイ・ファイターであるネイマール・パエミンバリーは、自身が持つ運を感じていることだろう。ノックアウトされたものの、その後レフェリーのとっさに判断によって更なる負傷から助けられたからだ」

「救われていなかったら、KO以上のトラウマになっていただろう」

 記事ではこうレフェリーの振る舞いを称えつつ試合の詳細をレポート。「パエミンバリーがマットに沈もうとしていたその矢先、レフェリーのシティッチャイ・イネイアド氏が体を投げ出し後頭部を強打しそうなところを救った。救われていなかったら、ノックアウト以上のトラウマになっていただろう」と伝えている。

 レフェリーのイネイアド氏の異例の振る舞いについて、過去にも同じムエタイの大会で別の役員が同様の行為に及んだこともあったというが、当時はうまくいかなかったという。

「特に格闘技において、レフェリングは報われない仕事だ。試合をストップさせるのが早すぎた、または遅すぎたなどとファンからよく批判を受けるからだ。しかし、今回の選手を守った行為を否定する者は誰もいないだろう」

 こう締めくくっている。実際にレフェリーのジャッジが批判を浴びることはままあるが、こうして称賛を浴びるケースは多くはない。選手にとっても感謝してもしきれない、“神判断”となった。

THE ANSWER編集部

最終更新:2/19(水) 13:31
THE ANSWER

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