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池上彰「放射線を浴びた」福島第二原発の取材体験明かす 新型コロナ問題にも意見

2/19(水) 14:14配信

ザテレビジョン

ジャーナリストの池上彰が2月19日、東京・神楽座で行われた、2011年の福島第一原発事故を描いた映画「Fukushima 50」のトークイベントに出席。

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東日本大震災の約1年後に福島第二原子力発電所“フクニ”に取材に行ったという池上。当時の様子を「胸に計器を付けて、フクニの原子炉の真下まで行きました。『ピッ、ピッ』って音が出るんですよ」と放射線を浴びると、計器が反応したという取材の様子を語った。

さらに、一般に“防護服”と呼ばれる白いつなぎの服について、「放射線を遮断できない」「空気中に浮かんでいる放射性物質が体に着かないようにするというものでしかない」と意外な事実を説明し、客席からは驚きの声が上がった。

福島第二原発の取材に行った当時、「年輩の男たちだけで行こう」と若い人や女性は行かせず、池上は「まもなく70歳になるからいいやと放射線を浴びた」と覚悟して取材したという。

本作は、ジャーナリスト・門田隆将によるノンフィクション作品「死の淵を見た男 吉田昌郎と福島第一原発」(角川文庫刊)が原作。2011年3月11日に発生した東日本大震災により、想像を超える被害をもたらした福島第一原子力発電所、通称・イチエフ。その現場に残って対応を続けた作業員たちは、世界のメディアから“Fukushima50”(フクシマフィフティ)と呼ばれた。

本作ではそんな作業員たちにスポットを当て、あの現場で一体何が起きていたのか、その知られざる真実を描いていく。主演を務めるのは佐藤浩市。福島出身で原子炉から最も近い中央制御室を指揮する、1・2号機当直長、伊崎利夫を演じる。また、福島第一原発所長・吉田昌郎役を渡辺謙が務めるほか、吉岡秀隆、安田成美らが出演する。

イベントでは、事故の経緯や汚染水問題の現状を解説。今も続く事故の被害を伝え「今、あの人たち(フクシマフィフティ)の努力を報いるためにもこれからをどうするのか考えていかなくてはいけない」と訴えかけた。

さらに、新型コロナウイルスの感染者が相次いでいるクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス号」で業務にあたっている人たちについて、「患者さんを助けなければいけないけど、それをすることによって自分は大丈夫なんだろうかとやっている方々が大勢いる」と状況を説明。

「私たちが分からないところで、自分の任務を果たそうと一生懸命やっている方が日本中そこら中にいらっしゃるんだ」と熱を込めた。

(ザテレビジョン)

最終更新:2/19(水) 22:23
ザテレビジョン

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